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SMSマーケティングとは?LINE・プラスメッセージとの違いと活用法を徹底解説【2026年版】

Nari Fujiie

目次

SMSマーケティングとは?基礎知識をわかりやすく解説

SMS(Short Message Service/ショートメッセージサービス)は、携帯電話番号を宛先として短いテキストを送受信できる仕組みです。SMSマーケティングは、この到達性の高さを活かして「確実に読んでほしい情報」を届けるチャネルとして活用されます。メールが埋もれやすく、アプリのプッシュ通知がオフにされがちな現在、電話番号だけで届くSMSは「最後まで届く」数少ない手段として、あらためて注目を集めています。

SMSの特性と強み

SMS開封率の最新データ(2026年版)

  95% 平均開封率

  19% 平均クリック率

  3分 送信後の平均既読時間

  96% のマーケティング担当者がSMSが有用だと考えている

SMSの開封率は約90〜99%(2025〜2026年最新の傾向)

各社の調査で共通して示されているのは、SMSの開封率がメールを大きく上回るという点です。一般にSMSの開封率は90〜99%(95%前後とされることが多い)、メールは20%前後と言われます。さらにSMSは受信後数分以内に読まれるケースが多く、「今すぐ確認してほしい」通知との相性が抜群です。参考までに、LINE公式アカウントの開封率も高く平均55%前後とされます(詳しくはLINE開封率とは?平均値や上げるための施策で解説しています)。

SMSマーケティングがいま再注目される理由

スマートフォンの通知過多により、メールやアプリ通知はスルーされやすくなっています。一方でSMSは、①端末標準のメッセージアプリに直接届く、②電話番号さえあれば送れる、③アプリインストールや友だち登録が不要、という理由で「確実に届いて読まれる」チャネルとして価値が再評価されています。特に予約リマインドや本人確認(認証コード)、緊急連絡といった「取りこぼしが許されない」場面で採用が進んでいます。

SMSマーケティングの5つの強み

  • 到達率が高い:電話番号あてに送るため、メールアドレスの変更や迷惑メールフォルダ振り分けの影響を受けにくい。
  • 開封率が高い:90〜99%(95%前後)とされ、送った内容がほぼ確実に読まれる。
  • 即時性が高い:受信直後に読まれやすく、リマインドや緊急告知に強い。
  • 準備がシンプル:相手のアプリインストールや友だち登録が不要。電話番号があれば送れる。
  • 幅広い層に届く:スマホの機種やアプリ利用状況を問わず、ほぼすべての携帯電話で受信できる。

SMS・LINE・プラスメッセージ(+メッセージ)の違いを比較

「SMSとLINEの違い」「SMSとプラスメッセージの違い」は、チャネル選定で最初に整理しておきたいポイントです。3つの主要チャネルの特徴を一覧で比較します。

比較項目

SMS

LINE(公式アカウント)

プラスメッセージ(+メッセージ)

宛先

携帯電話番号

友だち登録したユーザー

携帯電話番号(+メッセージ対応端末)

事前準備

不要(番号のみ)

友だち登録が必要

送受信双方が+メッセージ利用可能である必要

到達範囲

ほぼすべての携帯電話

友だちのみ

+メッセージ対応者のみ(非対応時はSMSにフォールバック)

文字数

全角70文字前後(長文は分割)

長文・複数メッセージ可

長文可(最大2,730文字程度)

リッチ表現

テキスト+URLが基本

画像・動画・リッチメニュー等が豊富

画像・動画・スタンプ等に対応

双方向性

基本は一方向(返信は限定的)

双方向(チャット・チャットボット)

双方向(チャット)

費用感

1通あたり数円〜十数円

友だち数・配信数に応じた月額プラン

提供事業者により異なる(SMSより高めの傾向)

開封率の目安

約90〜99%

約55%前後

SMS同等〜高め

SMSとLINEの違い(費用・到達・双方向性)

SMSは「電話番号があれば誰にでも届く」到達性が最大の強みで、1通単価の従量課金が基本です。一方LINEは、友だち登録が前提になるものの、画像・リッチメニュー・チャットボットなど表現力と双方向コミュニケーションに優れ、継続的な関係構築(CRM)に向いています。「幅広く確実に届けたい単発通知」はSMS、「登録済み顧客と継続的に関係を深めたい」ならLINE、という使い分けが基本です。LINE側の一斉配信の仕組みや料金はLINE一斉送信のやり方|料金・人数上限・注意点もあわせてご覧ください。LINEマーケティング全体像はLINEマーケティングとは?AI・データ活用で売上を伸ばす戦略と事例で整理しています。

SMSとLINEの安全性・セキュリティの違い

SMSは電話番号ベースで手軽な反面、送信者を偽装した「スミッシング(SMSを使ったフィッシング詐欺)」に悪用されるケースがあり、受信者側が送信元を判別しにくいという課題があります。企業がSMSを使う場合は、送信元表示(送信者名/番号)を正しく設定し、公式であることが伝わる文面にすることが重要です。LINE公式アカウントは、認証済みアカウントのバッジや友だち登録という前提があるぶん、なりすましのリスクを抑えやすいのが利点です。プラスメッセージも、企業向けの「公式アカウント」では認証マークが付与され、受信者が公式発信であることを確認しやすい設計になっています。安全性を重視する場合は、認証済みの公式チャネル(LINE公式アカウントやプラスメッセージ公式アカウント)を軸に据え、SMSは到達補完として使う設計が有効です。

プラスメッセージ(+メッセージ)とSMSの違い

プラスメッセージ(+メッセージ)は、NTTドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアが提供するRCSベースのメッセージサービスです。SMSが「短いテキスト+URL」中心なのに対し、プラスメッセージは長文・画像・動画・スタンプなどリッチな表現に対応し、既読の確認もできます。企業向けには「公式アカウント」があり、認証マーク付きで発信できるため、SMSよりも信頼性の高いコミュニケーションが可能です。ただし、送受信の双方がプラスメッセージを利用できる環境であることが前提で、相手が非対応の場合は通常のSMSに切り替わる(フォールバックする)点に注意が必要です。「確実な到達=SMS」「リッチさ・信頼性=プラスメッセージ」と整理すると選びやすくなります。

プラスメッセージの料金・デメリット

料金:個人利用のプラスメッセージはデータ通信を使うため実質無料です。一方、企業が「公式アカウント」として配信する場合は、送信通数に応じた従量課金が基本で、料金体系は提供事業者(メッセージ配信サービス)によって異なります。一般に、リッチメッセージ(RCS)は通常のSMSより1通あたりの単価が高めに設定される傾向があります。

デメリット:①相手がプラスメッセージ非対応(対応端末・キャリア・アプリ設定でない)の場合はリッチ表現が届かずSMSにフォールバックする、②到達範囲がプラスメッセージ利用者に限られ、純粋なSMSほど「全端末に確実」ではない、③企業の公式アカウント利用には審査・登録が必要でSMSより導入ハードルが高い、といった点が挙げられます。まずはSMSで確実な到達を確保し、リッチな体験を届けたい層にプラスメッセージを重ねる、という併用が現実的です。


SMSマーケティングのやり方(始め方4ステップ)

ステップ①:目的とKPIを決める

「予約のリマインドで無断キャンセルを減らす」「休眠顧客を再来店させる」など、まず目的を明確にします。目的に応じて、開封率・URLクリック率・来店率・CV(コンバージョン)率など、追うべきKPIを決めます。

ステップ②:配信リストとオプトインを整える

SMSを送るには、あらかじめ顧客から「SMSを受け取る」同意(オプトイン)を得ておくことが重要です。会員登録や来店時、購入時などに電話番号と配信同意を取得し、配信可能なリストを整えます。同意のないマーケティングSMSは、迷惑と受け取られたり、法令・ガイドライン上の問題になったりするため必ず確認しましょう。

ステップ③:メッセージを作成する(文字数・URL・送信者名)

SMSは全角70文字前後が基本のため、要点を冒頭に置き、行動(予約・来店・クーポン利用など)を促す短いURLを添えるのが定石です。誰からの連絡かがひと目でわかるよう、送信者名やブランド名を文頭に入れ、スミッシングと誤解されない文面を心がけます。効果測定のため、リンクは計測可能な短縮URLにしておくと便利です。

ステップ④:効果測定と改善(開封・クリック・CV)

配信後は、URLクリック率やCV率を計測し、文面・配信時間・対象セグメントを改善していきます。属性や行動に基づいて対象を絞るセグメント配信を取り入れると、無駄打ちを減らし反応率を高められます。

販促SMSと通知SMSの使い分け

SMSは大きく「販促(プロモーション)」と「通知(トランザクション)」に分かれます。それぞれ目的と適した内容が異なります。

種類

目的

主な内容例

注意点

通知SMS(トランザクション)

本人確認・重要連絡

認証コード、予約・配送リマインド、支払い案内

タイミングの正確さが重要。過不足なく簡潔に。

販促SMS(プロモーション)

売上・来店・再購入の促進

クーポン、セール告知、休眠掘り起こし

オプトイン必須。頻度過多はスパム視される。


SMSマーケティングの活用例・シナリオ

予約・来店・配送のリマインド

予約前日や当日にSMSでリマインドを送ることで、無断キャンセルや取りこぼしを減らせます。到達率・即時性が高いSMSは、こうした「確実に届けたい通知」に最適です。

休眠顧客の掘り起こし(再来店・再購入)

一定期間購入のない休眠顧客に、復帰特典つきのSMSを送って再来店・再購入を促します。RFM分析で「最近購入がなく、以前はよく買っていた」層を抽出し、SMSで一押しするとムダなく効果を出せます。

LINE友だち登録・会員化の促進

SMSで「LINE友だち追加でクーポン進呈」と案内し、到達率の高いSMSからLINEの友だち登録へ誘導する使い方も有効です。SMSで確実にリーチし、LINEで継続的な関係構築につなげる流れを作れます。

クロスチャネル(LINE×SMS×メール)での活用

SMS単体ではなく、LINE・メールと組み合わせることで効果を最大化できます。たとえば「まずLINEで配信→未読・未反応の人にだけSMSでフォロー」といった設計です。チャネルを横断したシナリオ設計はLINE×SMS×メール オムニチャネルシナリオ配信の作り方で具体例を紹介しています。カスタマージャーニーの各段階に合わせた設計はカスタマージャーニーマップの作り方、メール施策との組み合わせは成果につながるメールマーケティング10施策とLINE活用術もご参照ください。

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SMSマーケティングの注意点・デメリット

迷惑メール・スパムと思われないための対策

オプトインを取得したうえで、①送信頻度を上げすぎない、②送信者名を明記する、③受信者にとって価値のある内容(特典・重要通知)に絞る、ことがスパム視を避けるポイントです。誰からの連絡かがわからないSMSは、スミッシングと誤解され、ブランド毀損につながります。

コスト管理と法令・オプトインの遵守

SMSは1通ごとに費用が発生するため、対象を絞り込み、費用対効果を見ながら運用することが大切です。また、特定電子メール法などの関連ルールやキャリアのガイドラインを踏まえ、同意のない配信・過度な頻度は避けましょう。

SMS送信サービス・ツールの選び方

豊富な機能で選ぶ

セグメント配信、効果測定、他チャネル連携、自動化(シナリオ配信)など、マーケティングに使える機能が揃っているかを確認します。単なる「送信ツール」か「マーケティング基盤」かで成果が変わります。

コストで選ぶ

1通あたりの単価だけでなく、初期費用・月額・最低通数などトータルコストで比較します。配信量が読みにくい場合は、従量課金で無駄が出にくいプランが安心です。

LINEと連携して使いたい場合の選び方

SMSとLINEを一元管理できるツールなら、「LINE配信→未反応者にSMSフォロー」のような横断シナリオを一つの管理画面で運用できます。チャネルごとにツールが分かれていると運用が煩雑になるため、統合管理できるかは重要な選定基準です。

SMS送信サービスの選び方

豊富な機能が欲しい場合の選び方

多くのSMS送信サービスは、機能面ではサービスごとに違いがあります。

たとえば、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社のサービス「空電プッシュ」は送信先の契約者が変わっていた場合に誤送信を防止する携帯番号履歴判定機能や、URL短縮機能、開封確認機能などを搭載しています。更に、自社システムとのAPI連携による送信も可能です。

空電プッシュ(NTTコム オンライン)
国内主要4キャリアとクローズドなネットワークを構成し、セキュリティの高さが強みのNTTグループによるSMS送信サービス。金融機関や自治体などでの豊富な導入実績を持ち、法人向けにおいて国内圧倒的シェアを誇る。

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 NTTコムオンラインの「空電プッシュ」、『キャリア共通番号』を提供開始 | NTTコム  オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社のプレスリリース

できるだけ安価に利用したい場合の選び方

数千人から数万人への一斉配信や定期的な送信が必要な場合は、コストがかさむため、料金体系を重視して選ぶことが大切です。

このようなケースでは、配信数が増えるほど1通あたりの単価が安くなるボリュームディスカウントプランを提供しているサービスが適しています。ただし、「何通以上の配信でどれだけ安くなるのか」はサービスごとに異なるため、事前の確認が必要です。

SMS送信サービス(CM.com Japan 株式会社)
世界30,000以上の企業にメッセージ配信プラットフォームを提供する同社が手掛けるSMS配信ツール。初期費用・月額費用なしで、配信したSMS通数あたり8.19円からの従量課金制のため、無駄なく利用できる。

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 CM.com Japan株式会社 | 企業情報 | イプロス都市まちづくり

LINEと併合して使いたい場合の選び方

SMSとLINEを組み合わせて成果を最大化する

SMSとLINEはどちらか一方ではなく、併用してこそ効果を発揮します。到達率の高いSMSで「確実に届け」、表現力と双方向性に優れたLINEで「関係を深める」——この役割分担が、機会損失を減らしながらLTVを高める鍵になります。

截圖 2025-01-02 上午11.25.08

顧客の状態に応じてLINE・SMSを自動で使い分ける

たとえば「LINE友だちにはLINEで配信、友だちでない・未反応の人にはSMSでフォロー」というように、顧客の状態に応じて最適なチャネルを自動で出し分ければ、配信コストを抑えつつ到達を最大化できます。漸強実験室(Crescendo Lab)のAIマーケティング自動化ツール「MAAC」は、LINEを軸にSMS・メールを含むマルチチャネルを一元管理し、顧客データに基づいた自動配信を実現します。チャネル横断で「売上が伸び続ける」仕組みづくりは、Crescendo Lab(MAAC)の公式サイトをご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. SMSマーケティングとは何ですか?

A. 携帯電話番号あてにショートメッセージ(SMS)を送り、予約リマインドやキャンペーン告知、休眠顧客の掘り起こしなどを行う手法です。アプリや友だち登録が不要で、開封率が約90〜99%と高い点が特徴です。

Q. SMSとLINEはどちらが良いですか?

A. 目的によります。幅広く確実に届けたい単発通知はSMS、登録済み顧客と継続的に関係を深めたい場合はLINEが向いています。多くの企業は両方を併用し、SMSで到達を補い、LINEで関係構築を行っています。

Q. SMSとプラスメッセージ(+メッセージ)の違いは?

A. SMSは短いテキスト+URLが中心で、ほぼすべての携帯電話に届きます。プラスメッセージはRCSベースで長文・画像・動画に対応し、企業の公式アカウントは認証マーク付きで信頼性が高い一方、相手が対応環境である必要があり、非対応時はSMSにフォールバックします。

Q. プラスメッセージのデメリットは?

A. 相手が非対応だとリッチ表現が届かずSMSに切り替わること、到達範囲がプラスメッセージ利用者に限られること、企業の公式アカウント利用に審査・登録が必要なこと、が主なデメリットです。

Q. SMSマーケティングは違法ではないですか?

A. 事前に受信同意(オプトイン)を取得し、関連法令やキャリアのガイドラインを守れば問題ありません。同意のない配信や過度な頻度は避ける必要があります。

Q. SMS配信の費用相場は?

A. 提供サービスによりますが、1通あたり数円〜十数円が目安です。初期費用・月額・最低通数を含めたトータルコストで比較しましょう。

まとめ

SMSマーケティングは、開封率が高く「確実に届く」ことが最大の価値です。LINE・プラスメッセージとの違いを理解し、SMSで到達を確保しつつ、LINEで関係を深める併用設計にすることで、機会損失を減らしLTVを高められます。まずはオプトインの整備と目的・KPIの設定から始め、セグメント配信とクロスチャネル運用へと広げていきましょう。LINEを軸にSMS・メールを一元管理したい場合は、Crescendo Lab(MAAC)の活用をご検討ください。


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