LINE広告は、日本国内でトップクラスに高い利用率を誇るメッセージングアプリ「LINE」で展開される広告配信サービスです。
この記事では、LINE広告の強み、課金方式、配信面・機能、具体的な始め方について網羅的に解説します。
SNS広告を検討中の企業担当者やマーケティング担当者は、最後までお読みいただくことで、貴社の成長につながるヒントが見つかるはずです。
【目次】- LINE広告を選ぶ理由
- LINE広告の仕組みと課金方式
- LINE広告の主な配信面
- LINE広告のフォーマット
- LINE広告の配信機能
- LINE広告配信までのステップ
- LINE広告の効果を最大化するには
- LINE拡張機能ツールができること
- 終わりに
1. LINE広告を選ぶ理由
圧倒的なユーザー基盤
(引用:LINE Business Guide 2024/06/10 更新 LINEヤフー株式会社 MSカンパニー)
LINEユーザーは9,600万人を超え、国内人口の8割をカバーしているといわれています。そのため、日本国内での浸透率が非常に高く、若年層から中高年層まで幅広いターゲットへのアプローチが可能です。
精度の高いターゲティング
LINE広告では、ユーザーの行動データや登録情報を基に詳細なターゲティングが可能です。年齢、性別、興味関心、地域などの条件を設定し、広告の効果を最大化できます。
コンバージョン率の高さ
LINEは日常的なコミュニケーションツールとして多くの人に利用されているため、広告配信時にユーザーとの接触頻度が高く、親和性の高いプロモーションを実現できます。そのため、広告表示後すぐに行動に移すユーザーが多いです。特に、ECやアプリインストールのコンバージョンで高い効果を発揮します。
多様な広告フォーマット
LINE広告では、トークリスト内の広告やLINE VOOM広告など、多岐にわたる配信面が用意されています。目的に応じて適切なフォーマットを選択できます。
ほかのSNS広告プラットフォームより優れる理由
(引用:LINE Business Guide LINEヤフー株式会社MSカンパニー 2024/06/10 更新)
上記の資料によると、LINEのみを利用しているユーザーは、調査対象の41.2%にのぼり、これはSNSの中で最も高い割合です。つまり、他のSNSではリーチできないこの41.2%のユーザーに対して、LINE広告を通じてアプローチすることが可能となります。
また、年齢層のグラフからわかるように、LINEユーザーは特定の年代に偏ることなく、幅広い年齢層に均等に分布しています。そのため、全年齢層のユーザーに効果的に広告を配信できる点は、大きな魅力の一つと言えるでしょう。
さらに、ユーザーの職業別データでは「会社員」の割合が最も高いことが示されています。会社員が最も多いということは、購買力の高いユーザーが多数存在していることを意味します。商品・サービスを実際購入できるユーザーへリーチできるため、広告のコンバージョン率向上が期待できるのもLINE広告の強みと言えるでしょう。
2. LINE広告の仕組みと課金方式
LINE広告は、少額からでも配信を始められ、費用の上限を事前に設定できるため安心して利用可能であるため、多くの広告主が選んで利用しています。
広告配信後も予算を調整できるため、少額でスタートし、成果に応じて増減させる柔軟な運用が可能です。
LINE広告は3の課金方式によって費用が発生します。それぞれの特徴と欠点は以下のとおりです。
クリック課金 (CPC)
クリック課金は、ユーザーが広告をクリックした際に料金が発生する課金方式です。
特徴 |
ページを閲覧したときに課金が発生するため、広告料金が無駄になりにくい |
Webサイトへの流入や商品購入を促進したい場合に適している |
欠点 |
業界やキーワードによって入札価格が変動するため、競争が激しい場合はコストが上がる可能性がある |
入札価格を抑えすぎると、広告が配信されにくくなるリスクがある |
インプレッション課金 (CPM)
インプレッション課金は、広告がユーザーのスマホ画面に完全表示された際に料金が発生する方式です。一般的には、広告が1,000回表示されるごとに課金が発生します。
特徴 |
単価が比較的安いため、気軽に配信を開始しやすい |
商品やサービスの認知度を高めたいキャンペーンに適している |
欠点 |
表示されるだけで費用が発生するため、費用対効果が分かりにくい場合がある |
クリックされない場合、結果的に流入単価が高くなるリスクがあるため、認知拡大か流入獲得か、目的に応じて慎重に選ぶ必要がある |
友だち追加ごとに課金(CPF)
友だち追加ごとに課金は、広告経由でLINE公式アカウントに「友だち追加」が行われた際に料金が発生する成果報酬型の課金方式です。
特徴 |
成果に応じて課金されるため、費用対効果が非常に高い |
他の課金方式よりもさらに無駄を省いた広告運用が可能 |
欠点 |
「友だち追加」の広告機能に限定されており、他の広告目的では利用できません。 |
それぞれの課金方式を、広告の目的やターゲットに応じて使い分けることで、効率的な運用が可能になります。
利益を最大化するにはどうすればいいか?
成果を最大化するためには、AIによる配信の最適化が鍵となります。効果的な広告運用には、一定のデータ蓄積が必要で、30日間で40件以上のイベント数(クリックやコンバージョン)が目安です。
たとえば、認知拡大やWebサイト集客を目的とする場合は、月30万円の出稿を3ヵ月以上続けると効果が安定します。「友だち追加」を目的とする場合は、月10万円での出稿を3ヵ月以上が推奨されます。
さらに、LINE広告では広告掲載の際にオークションが発生し、広告主が設定した入札単価によって勝敗が決まります。入札方法には「自動入札」と「手動入札」があり、それぞれ最低入札価格が異なります。この仕組みを活用しながら、適切な予算設定と運用期間で効果を高めることが可能です。
さらに読む:【LINE×AI】個人・ビジネスで役立つ便利機能10選(2025年版)
3. LINE広告の主な配信面
LINE広告では、以下の18種類もの配信面が提供されています。
- トークリスト
- LINE NEWS
- LINE VOOM(旧タイムライン)
- ウォレット
- LINEマンガ
- LINEポイントクラブ
- LINEブランドカタログ
- LINEチラシ
- LINEクーポン
- LINEマイカード
- ホーム
- LINE Monary
- LINEオープンチャット
- LINE公式アカウント
- アルバム
- LINE GAME公式アカウント
- LINEファミリーアプリ
- LINE広告ネットワーク
本記事では、最も利用率の高い5つの配信面をピックアップして紹介します。
1.トークリスト
利用率: ★★★★★
トークリストの最上部の広告枠に表示されます。広告といえばこれっていう方も少なくはないでしょう。
広告をクリックすると、商品やサービスのランディングページに移動します。
トークリストは、LINEアプリ内でもユーザーのアクティブ率が高い配信面であるため、広告の表示回数を効率的に増やすことができます。大規模なプロモーションなどでユーザーに積極的にアプローチしたい場合に最適な広告掲載場所です。
(画像引用:トークリスト|LINEヤフー for Business)
2. LINE VOOM
利用率: ★★★★☆
LINE VOOMは、ユーザーが投稿コンテンツを閲覧するだけでなく、「いいね」やコメントなどのアクションを楽しめるプラットフォームです。
YouTubeのショート動画やTikTokショート動画を中心としているため、動画広告の配信に適した場として活用されています。
また、自社のLINE公式アカウントのブロック状況に関係なく、全ユーザーに広告を届けることが可能です。
(画像引用:LINE VOOM|LINEヤフー for Business)
3. LINE NEWS
利用率: ★★★★☆
LINE NEWSのコンテンツ内に広告が挿入されます。配信場所は、「ニュースタブ」のトップページや記事一覧ページ、430以上の媒体(2023年1月時点)のアカウントメディアの記事一覧ページです。
ニュースを読むユーザーにターゲティングすることで、興味関心に基づいた配信が可能です。
(画像引用:LINE NEWS|LINEヤフー for Business)
4. LINEマンガ
利用率: ★★★☆☆
LINEマンガのアプリ内に広告を表示できます。エンターテインメント分野に興味を持つユーザーへのアプローチに有効です。
(画像引用:LINEマンガ|LINEヤフー for Business)
5. ウォレット
利用率: ★★★☆☆
「LINEのおサイフ」とも言える「ウォレット」タブに広告を掲載します。ウォレットは、LINE内でのお金のやり取りや管理を一元化することを目的としており、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を中心に、LINEが提供するさまざまな金融サービスの入口としての役割を担っています。
(画像引用:ウォレット|LINEヤフー for Business)
4. LINE広告のフォーマット
静止画広告/クリエイティブ
(引用:LINE広告の仕組みと特徴とは?配信面の種類や費用を総まとめ)
静止画広告は、伝えたいメッセージを常に表示できるため、ユーザーへの訴求がしやすいフォーマットです。また、制作コストを抑えやすく、訴求軸に応じたバリエーションを簡単に作り分けることができます。
一方で、静止画は伝えられる情報量がどうしても限られているため、配信面のサイズが小さい場合には、広告メッセージが十分に伝わらない可能性があります。
動画広告/クリエイティブ
(引用:LINE広告の仕組みと特徴とは?配信面の種類や費用を総まとめ)
動画広告は多くの情報を効果的に伝えられるフォーマットで、演出によってユーザーの関心を引きやすい特徴があります。さらに、配信面のサイズが大きい場合、メッセージが伝わりやすく、視覚的なインパクトを与えることができます。
ただし、動画広告の制作には比較的高いコストと時間がかかりやすく、大量製作が難しい点と静止画と比べて製作難易度が高い点が課題です。
LINE広告の配信面と対応フォーマット
LINE広告では、広告の目的に応じて配信面ごとに異なるフォーマットが利用可能です。
各広告掲載面とフォーマットの対応状況は以下の通りです:
(引用:LINE広告の仕組みと特徴とは?配信面の種類や費用を総まとめ)
5. LINE広告の配信機能
友だち追加
(引用:LINE Business Guide LINEヤフー株式会社 MSカンパニー 2023年10月〜2024年3月期版 v1.5)
友だち追加は、LINE広告を通じてLINE公式アカウントの友だちを獲得する機能です。
広告クリエイティブを通じてユーザーの興味関心を引き、その後、友だち追加を促進できる点にあります。これにより、商品やサービスに興味を持つユーザーを友だちとして獲得し、売上の向上に繋げることができます。
自動ターゲティング
自動ターゲティング機能は、最適なオーディエンスを自動で生成する仕組みです。
最初に設定されたターゲティング条件で最大48時間広告を配信し、その後、収集したイベントデータをもとに学習を行います。この学習により、ターゲティング条件に合致し、イベント実行が見込まれるユーザーを特定し、最適なオーディエンスを作成します。
なお、この機能は広告の自動入札を設定している場合のみ利用可能です。
自動最適化配信
(引用:LINE Business Guide LINEヤフー株式会社 MSカンパニー 2023年10月〜2024年3月期版 v1.5)
LINEの機械学習を活用し、目標達成に向けて自動で入札の最適化を行います。
自動最適化が可能なイベントには、ウェブサイトへのクリック、コンバージョン、アプリのインストール/エンゲージメント、動画再生の有無などがあります
日予算最適化
(引用:LINE Business Guide LINEヤフー株式会社 MSカンパニー 2023年10月〜2024年3月期版 v1.5)
日予算最適化は、設定した日予算に基づき、パフォーマンスに合わせて配下の広告グループで最適化を可能にする機能です。
例えば、二つの広告グループがあるとすると、システムは自動的にパフォーマンスの良い方の広告グループにより多くの予算を配分します。
この機能を活用することで、広告グループごとの予算設定を手動で行う必要がなくなり、予算配分にかかる手間を削減できます。
リーチキャンペーン
月に1回以上LINE VOOMの広告に接触しているユーザーに広告を配信できます。短期間で多くのユーザーへリーチすることが可能です。
ブランドリフトサーベイ
(引用:LINE Business Guide LINEヤフー株式会社 MSカンパニー 2023年10月〜2024年3月期版 v1.5)
広告の接触有無に基づきユーザーを分類し、それぞれのユーザーに対して広告認知度、ブランド認知度、利用経験、好意度などの項目を設定して調査を行います。
6. LINE広告配信までのステップ
Step1:LINE ビジネスIDを発行する
最初に、LINEビジネスIDを発行します。
1 |
「今すぐはじめる」ボタンをクリックし、次に「メールアドレスで登録」を選択します。 |
2 |
登録に使用するメールアドレスを入力し、「登録用のリンクを送信」をクリックします。 |
3 |
送信された登録用メールの案内に従い、LINEビジネスIDを作成します。 |
※この際に入力したメールアドレスとパスワードは、LINEビジネスIDにログインするために必要となるので、大切に保管しておいてください。
Step2:広告アカウントを開設する
次に、広告アカウントを開設します。
1 |
LINEビジネスIDを使ってLINE広告の管理画面にログインします。 |
2 |
画面左上にある「広告アカウント」をクリックし、「新しい広告アカウントを作成」を選択します。 |
3 |
「広告アカウントの作成」ページで必要な情報を入力し、画面下部の「作成する」をクリックします。 |
4 |
クレジットカード情報を登録します。 |
以上で、広告アカウントの開設は完了です。
Step3:LINE Tagを設置する
広告配信を開始する前に、ウェブサイトにLINE Tagを設置する必要があります。LINE Tagには以下の3種類のコードがあります。
ベースコード |
ユーザーの行動を計測したい全ページに設置するコード |
コンバージョンコード |
コンバージョンを計測したいページに設置するコード |
カスタムイベントコード |
特定ページにアクセスしたユーザーについて、イベントベースでの効果測定やオーディエンス作成が行えるコード |
※コンバージョンコードとカスタムイベントコードは必ずベースコードとセットで使用し、ベースコードを先に設置することが重要です。
Step4:キャンペーンを作成する
LINE Tagの設置が完了したら、次にキャンペーンを作成します。キャンペーン作成は、広告マネージャーから行います。キャンペーンを作成した後は、「広告グループの作成」や「広告の作成」ページで必要な情報を入力しましょう。広告の作成が完了したら、「広告を保存」をクリックし、広告審査が行われます。審査に通過すれば、広告が配信開始となります。
LINE広告には出稿できない業種・サービスがあります。審査に引っかからないように、こちらのLINE広告審査ガイドラインを必ず確認してください。
(文字をクリックするとページが移動します)
7. LINE広告の効果を最大化するには
以上の内容で、LINE広告の概要や費用、配信方法についてざっくり解説しました。
では、LINE広告を使って宣伝効果を向上させ、他社よりも優位に立つにはどうしたらいいか?
結論、LINE広告をより効果的に運用するためには、ターゲティングや分析をサポートする
拡張機能ツールの活用が不可欠です。これらのツールは、単なる広告出稿に留まらず、データを駆使した高度なマーケティング戦略を実現します。
例えば、Crescendo Lab が開発した「MAAC」では、ファーストパーティデータやセカンドパーティデータを統合して活用することで、
- 「セグメント配信」
- 「スマート送信」
などの追加機能が使用可能となり、ユーザーの行動や興味関心に基づいた正確なオーディエンスセグメントを作成できます。また、AIによる購入予測やリターゲティング機能を組み合わせることで、タイムリーかつ効率的なアプローチが可能になります。
このような拡張機能ツールを導入することで、LINE広告の持つポテンシャルを最大限に引き出し、コンバージョン率を劇的に向上させることができます。
8. LINE拡張機能ツールができること
拡張機能ツールは不可欠であると述べた上で、実際に何ができるのかを解説します。ここでも「MAAC」を例として使います。
MAACを使用すれば、LINEで収集したセカンドパーティデータを広告に活用できるだけでなく、ファーストパーティデータを自ら収集して、さらに効果的な宣伝を行うことが可能です。より効果的なマーケティング施策が可能となります。
最適なオーディエンスを正確にエクスポート
一つの広告の成功の鍵は、適切なターゲット層にリーチすることです。
まずは、「お客様を知る」から始まります。
MAACを活用すると、アンケートやインタビュー、ウェブ解析、SNSでのコメントなどを活用し、顧客がどのような行動を取っているのか、またその際にどのような感情を抱いているのかを迅速に把握できます。ユーザー一人ひとりにタグ付けすると、下のような「お客様情報」が仕上がります。
次に、入手したユーザー情報をもとに、必要なオーディエンスを精密にフィルタリングし、ユーザーIDを利用してLINEのバックエンドにインポートします。
タグは、顧客の年齢や性別、生活スタイル、趣味などのような個人情報だけでなく、「直近配信開封なし」「直近配信開封あり」などの細かいアクションまでセグメント化することが可能です。
これによりパーソナライズされた広告が可能になり、購買意欲の高いユーザーを効率的に獲得できます。
類似ユーザーを見つける
MAACで抽出したターゲティングデータをを基準に、すでに追加済みの友だちにリマーケティングするだけでなく、LINE広告の類似オーディエンス機能を組み合わせることで、大量のユーザーの中で最も興味・関心を持ちそうな類似顧客を正確に特定できます。
時間という要素も組み込んで、広告主は今後2週間以内に購入する可能性が最も高いユーザーを直接スクリーニングすることができます。
そこから、新たな友だち追加を促し、LINEでのマーケティング規模を拡大することが期待されます。
広告とシナリオ設計の融合
MAACのリターゲティングリンクを使用して、各オーディエンス向けのウェルカムメッセージを設計し、シナリオを完成させることができます。
例えば、レディース向けのアパレルブランドを例に挙げます。以下がシナリオの過程です。
レディース靴の広告に惹かれてLINE友だちになる |
⇩
ウェルカムメッセージで靴に関連する情報を目にする |
⇩
クリックして公式サイトに入り購入する |
上記のマーケティング活動や、ブランドと消費者とのあらゆる接点は、MAACで簡単に作成できます。広告主は、異なる好みや消費習慣を持つユーザーに対して、パーソナライズされたカスタマージャーニーを設計し、マーケティングメッセージの送信を自動化することで、人件費も削減することができます。 さらに、広告主はLINEで作成したタグを通じてこれらのユーザーのクリックやオンライン活動情報を追跡し、未来に備えてさまざまなマーケティング戦略を計画することができます。
9. 終わりに
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
LINE広告の特徴と魅力についてご理解いただけたでしょうか。
以上で紹介した通り、LINE広告は非常に高い効果が期待できる広告配信手法ではありますが、その活用方法は皆様のビジネスの状況や目的に大きく左右されます。広告戦略に「正解」は存在せず、予算やターゲット層、達成したいゴールに応じた最適な手段を見極めることが重要です。
もしLINE広告の導入を検討される際は、効果を最大限にするために、拡張機能ツールの活用もご検討いただければ幸いです。これにより、広告の精度向上や業務の効率化、さらにはコストの大幅削減が図れるでしょう。