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LINEタグ付けとは?やり方・チャットタグの使い方から絞り込み配信・顧客管理まで完全ガイド

クレッシェンド・ラボ 編集部

目次

 

「LINE公式アカウントでタグ付けをしたいけれど、やり方がわからない」「チャットのタグはどこから作るの?」——そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

LINEタグ付けは、顧客一人ひとりに合わせたメッセージ配信(絞り込み配信)や、属性ごとの顧客管理(CRM)を実現するための基本機能です。本記事では、タグ付けとは何かという基礎から、PC・スマホでのチャットタグの使い方(やり方)を図解し、おすすめのタグの種類、利用時の注意点、そしてタグ付けを自動化する方法と成功事例まで徹底解説します。

使いこなせるとカスタマーサービスがより密に、便利になるLINEのタグ機能。この記事がみなさんのより良いLINE公式アカウント運用の助けになれば嬉しいです。

LINEタグ付けとは?なにができるの?

LINEタグ付けとは、LINE公式アカウントで友だちを属性ごとに振り分け、個別メッセージの配信や顧客管理(CRM)を可能にする機能です。タグは「チャット」画面から作成し、1人につき最大10個、アカウント全体で最大200個まで設定できます。効果的なタグは「好み・属性・出会いのソース・製品カテゴリー」の4種類。標準機能では手動ですが、MAACを使えばクリック追跡やアンケート連携でタグ付けを自動化できます。LINEタグ付けの概要図

図1:LINE公式アカウントのタグ付け(チャットタグ)の使い方と、効果的なタグ4種類を図解でわかりやすく解説します。

友だち(顧客)を属性で振り分けることで、顧客の管理や個別メッセージの送信を可能にする機能です。たとえば「8月が誕生日の人」に「8月誕生日」というタグをつけておけば、8月にそのタグがついた人だけへ誕生日クーポンなどの特定メッセージを配信できます。

タグでできることは、大きく次の2つです。

1. 絞り込み(セグメント)配信

1つ目は絞り込み配信です。上記のように、8月がお誕生日の人だけを「絞り込んで」メッセージを一斉に送るような配信を「絞り込み配信」(セグメント配信)と呼びます。タグ機能を用いた絞り込み配信は、誕生日タグのみならずあらゆるシーンで使えます。たとえば「会員」タグをつけた人に特別割引クーポンを送ったり、「埼玉県在住」タグの人にエリア限定の活動を周知したりすることが可能です。

タグを起点にした配信の設計をもっと深く知りたい方は、LINEのセグメント配信の手法をまとめた記事もあわせてご覧ください。本記事はタグ(属性データ)を「つくる」側、セグメント配信は「配る」側の解説です。

2. 顧客管理(CRM)

2つ目は顧客管理です。お客さまにタグをつけておくことは、顧客管理(CRM)にも役立ちます。タグを検索すれば、どの属性の人がどのくらいいるのかをいつでも簡単に把握できます。さらに絞り込み配信によって顧客一人ひとりに合った情報を届けられるため、顧客満足度を上げ、LINEのブロック率を下げ、エンゲージメント率を高めることにもつながります。LINEを軸にしたCRMの全体像はLINE CRMツールの解説記事で詳しく紹介しています。

LINEマーケティングに効果的なタグ4種類

ここからは一歩進んで、「どんなタグがLINE公式アカウントでのビジネスやカスタマーサービスに本当に意義のあるものになるのか」に答えていきます。効果的なタグのカテゴリーは、大きく分けて次の4つです。

カテゴリー

内容

タグ例

1. 顧客の好み

顧客が関心を持つテーマやトピック。イベントや新製品発売時に、ターゲット層へ素早く正確にアプローチできます。

割引好き/新商品好き/環境保護に関心

2. 顧客の属性

性別・年齢・居住地などの基本情報(人口動態変数)。会員管理の視点から柔軟なターゲティングを実現します。

誕生月/ゴールド会員/子育て中

3. 出会いのソース

顧客がどこ・何で友だち登録したか。既知情報を踏まえ、適切なタイミングで正確な情報を届けられます。

ポップアップストアから/Instagramから/新宿店から

4. 製品カテゴリー

顧客が興味を持ちやすい製品の種類。自社製品の分類に沿ってシンプルに設計できます。

チェックシャツ Mサイズ/スキンケア

この4カテゴリーを軸に設計しておくと、後述する「絞り込み配信」で狙った層に的確にリーチできるようになります。

LINE公式アカウントのチャットタグの使い方は?(PC・スマホで図解)

チャットタグの使い方は「タグを作成する」→「友だちにタグを付ける」の2ステップです。作成・付与はどちらも「チャット」画面から行い、PC(管理画面)でもスマホアプリでも操作できます。以下でそれぞれの手順を図解します。

PCで使う場合

ステップ1:LINE公式アカウントの管理画面にログインし、画面上部にある「チャット」タブを開きます。

LINE公式アカウント管理画面

図2:管理画面にログインし、上部の「チャット」タブを開きます。

ステップ2:「設定」から「タグ」を選択し、「+作成」をクリックします。(管理画面>チャット>設定マーク>+作成)

タグ設定の操作画面

図3:「設定」>「タグ」>「+作成」の順に進みます。

ステップ3:20文字以内でタグ名を入力し、「保存」を押せばタグの作成は完了です。

チャットでのタグ付け方法

図4:タグ名は20文字以内で入力し、「保存」で作成完了です。

ステップ4:作成したタグを友だちに付けます。左メニューから「連絡先」を選び、タグを付けたいユーザーをクリック。名前の横の「タグ追加」ボタンから既存のタグを選ぶか、新規作成して付与します。外したいときはタグ横の「×」をクリックするだけで削除できます。(メニュー>連絡先>対象ユーザー>タグ追加)

絞り込み配信設定画面

図5:「連絡先」から対象ユーザーを開き、「タグ追加」でタグを付与します。これでPCでのタグ作成・タグ付けは完了です。

スマホアプリで使う場合

ステップ1:画面右上の「設定」ボタンをタップし、「タグ」を選択します。

ステップ2:「+」ボタンを押して20文字以内でタグ名を入力し、「保存」をタップすればタグの作成は完了です。(メニュー>チャット>設定マーク>タグ>+)

顧客管理画面でのタグ表示

図6:スマホアプリでは「+」からタグ名(20文字以内)を入力して保存します。

ステップ3:「チャット」から「連絡先」をタップし、タグを付けたいアカウントを選択します。アカウントの画面を開いた状態で、右上の「プロフィール管理」から「タグ」をタップし、ユーザーに合ったタグを割り振って「保存」すればタグ付けまで完了です。(チャット>連絡先>ユーザー>プロフィール管理>タグ>保存)

LINEタグ活用の成功事例

図7:「連絡先」>対象ユーザー>「プロフィール管理」>「タグ」の順に進みます。

効果的なタグ付け戦略

図8:ユーザーに合ったタグを選んで「保存」すれば、スマホからのタグ付けも完了です。

LINEのタグ付けで気をつける注意点は?(5つ)

タグ付けを始める前に、押さえておきたい制限が5つあります。タグ付けは基本的に手動で、1人につき最大10個・アカウント全体で最大200個まで、そしてチャットしたことがある友だちにのみ付けられます。絞り込み配信で同時に使えるタグも最大10個までです。順に見ていきましょう。

1. タグ付けは手動で行う必要がある

LINE公式アカウントでのタグ付けは、基本的に手動です。チャットが可能なユーザーへ個別に付けていくため、大量のユーザーを管理する場合は手間がかかります。一部「自動タグ」機能もありますが、これは「LINE公式アカウントメンバーシップ」に加入している友だちに限定されます。付与も削除も1件ずつのため、手動対応が前提です。

2. タグ付けできるのは1人につき10個まで

1人のユーザーに付けられるタグは最大10個までです。11個以上は追加できないため注意しましょう。複数のタグを組み合わせれば、ユーザーの関心や関係性を詳細に管理でき、ターゲットに合わせた効果的なコミュニケーションが可能になります。

3. タグ付けできるのはチャットで連絡したことがある人のみ

タグ付けは、チャットが可能なユーザーにのみ利用できます。友だち追加だけではチャットを開始できず、ユーザーからのメッセージやスタンプなどのアクションが必要です。このアクションがトリガーとなって1:1チャットが可能になった後で、初めてタグ付けが使えます。認証済アカウントの場合はオーナーから直接チャットを開始できますが、それ以外はユーザーからのアクションが必須条件です。

4. タグの作成は最大200個まで

作成できるタグはアカウント全体で最大200個までです。上限に達してからタグを差し替えるのは大変なので、前述の4カテゴリーを参考に、あらかじめタグの活用方法を設計しておくのがおすすめです。

5. 絞り込み配信に使えるタグは10個まで

チャットタグを使った絞り込み配信では、選択できるタグは最大10個までです。たとえば「Instagramから友だち追加した」かつ「ゴールド会員」のように、10個までなら複数条件で絞り込めます。上限が10個に設定されているため、目的に合わせてタグを選定することが大切です。

LINEのタグ付けは自動化できる?

結論から言うと、LINE公式アカウントの標準機能ではタグ収集は手動ですが、Crescendo LabのLINE拡張ツールMAACを導入すればタグ付けを自動化・効率化できます。アカウントの規模が大きいほど手動タグ付けは時間とコストがかかるため、次の5つの方法で「集める」作業を仕組み化します。

1. クリック数追跡

顧客の好みをタグにしたいときは、MAACのクリック追跡が便利です。公式LINEアカウント上のすべての友だちについて、Webページへのクリックやアカウントとのインタラクションを自動的に記録し、顧客の好みや関心ごとを自動でタグに変換します。

2. アンケートの連携

MAACはSurveyCakeやGoogle Formsなどのサーベイ機能とも連携できます。アンケートで消費者の好みを収集し、その結果をMAACバックエンドのタグへ直接変換。長期間かけて集めていた情報も、1回のアンケートでそのほとんどを取得できます。アンケート活用の実務はLINEアンケートの作り方の記事もご参考ください。

たとえばMAACを利用する日産自動車台湾のマーケティングチームは、こう述べています。「SurveyCakeのアンケートで顧客が興味を持つ車を把握しています。顧客が好みの車を明確に回答してくれた際、MAACを通じて対応する車種の割引を自動的にプッシュできるようになりました。」

3. LINE会員バインディング

多くのECブランドは会員制を採用しています。会員システム内の消費者情報も一種のフォーカスタグであり、これとLINE会員情報を統合することを「LINE会員バインディング」と呼びます。すでにある会員情報を引き継ぐことでタグを大量に取得できる、非常に重要な手段です。

4. ディープリンク(Deeplink)

出会いのソースをタグにするには、MAACの「ディープリンク」機能が最適です。消費者があらゆる場所でリンクやQRコードをクリックして友だちになると、MAACバックエンドがそのクリック動作を自動記録し、どこから何を経由して友だちになったかを瞬時に把握できます。さらに「ポップアップストアから」「新宿店から」など、出会いのソース別にタグを自動で割り振れます。

5. Google Analyticsと連携

MAACは、マーケティング担当者がよく使うGoogle Analytics 4とも連携できます。GA4で検知できる「クリック数」「ページ滞在時間」「商品をカートに追加」などの行動をキャプチャし、MAACと統合することで、確かなデータに基づいたタグを自動で作成できます。

「手作業のタグ付けに限界を感じている」という方は、セグメント配信の実践eBook(無料)で、タグ設計から絞り込み配信までの流れを体系的にご確認いただけます。

成功事例:ピーチ・ジョン台湾支社

30年の歴史あるランジェリーブランド、ピーチ・ジョン台湾では、いち早くMAACを導入することで1年間で友だちを5万人から8万人超へと増やしています。その背景には、MAACが可能にしたタグの「細分化」と、アンケート機能連携によるタグ付けの「自動化・効率化」がありました。

これらによってお客様の求める情報やサービスが詳しくわかるようになり、コミュニケーションをより直接的で親密なものにできたといいます。さらにアンケート連携は作業を効率化するだけでなく、情報蓄積のために長期間送信していたメッセージ量を減らし、大幅なコスト削減にもつながりました。

ピーチ・ジョンの取り組みは、効果的な顧客管理の参考になる成功事例です。導入による具体的な成果は導入事例成功事例一覧でもご覧いただけます。

まとめ:タグ付けで「一人ひとりに合わせたLINE」を実現しよう

本記事では、LINE公式アカウントのタグ付け機能を活用した、効果的な顧客管理・マーケティング方法を解説しました。タグ付けを使いこなせば、顧客ごとの個別メッセージ配信や属性ごとの絞り込み配信が可能になり、よりパーソナライズされたコミュニケーションが実現します。

さらに、Crescendo LabのMAACを使えば、アンケートやクリック追跡、ディープリンクを通じてタグ付けそのものを自動化できます。AI時代の顧客コミュニケーション戦略を体系的に学びたい方は、AI時代のビジネスコミュニケーション戦略eBook(無料)もぜひご活用ください。LINEをはじめとするオムニチャネル施策の考え方がまとまっています。

クレッシェンドラボは、LINEを中心としたマーケティングとAI活用を支援しています。サービスの詳細はクレッシェンドラボ公式サイトをご覧ください。自社に合った活用方法を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください

よくある質問(FAQ)

LINEのタグ付けとは何ですか?

LINEのタグ付けとは、LINE公式アカウントで友だち(顧客)を属性ごとに振り分け、個別メッセージの配信や顧客管理(CRM)を可能にする機能です。たとえば「8月誕生日」タグをつけた人だけに誕生日クーポンを配信するなど、絞り込み配信の起点になります。

LINEのタグ付けのやり方は?

LINE公式アカウントの管理画面(またはスマホアプリ)で「チャット」を開き、「設定」>「タグ」>「+作成」でタグ名(20文字以内)を作成します。次に「連絡先」から対象ユーザーを開き、「タグ追加」でタグを付与します。PC・スマホどちらからでも操作できます。

LINEのタグは1人に何個までつけられますか?

1人のユーザーにつけられるタグは最大10個までです。また、アカウント全体で作成できるタグは最大200個まで、絞り込み配信で同時に使えるタグも最大10個までという上限があります。

チャットしたことがない友だちにもタグ付けできますか?

できません。タグ付けはチャットが可能なユーザーにのみ利用できます。友だち追加だけでは不十分で、ユーザーからのメッセージやスタンプなどのアクションで1:1チャットが成立した後に付与できます(認証済アカウントはオーナーからチャットを開始することも可能です)。

LINEのタグ付けを自動化することはできますか?

標準機能では手動ですが、Crescendo LabのMAACを導入すると自動化できます。クリック追跡、アンケート連携、LINE会員バインディング、ディープリンク、Google Analytics 4連携などで、顧客の行動や属性を自動的にタグへ変換できます。