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LINEミニアプリとは?使い方・開発方法・費用と導入事例【2026】

クレッシェンド・ラボ 編集部

目次

LINEミニアプリとは、LINEアプリの中で予約・デジタル会員証・モバイルオーダーなどのサービスを利用できる仕組みです。ユーザーは新しいアプリをインストールする必要がなく、LINEからそのまま使い始められます。

企業や店舗にとっては、店舗オペレーションの効率化と顧客体験の向上を同時に進めながら、LINE公式アカウントと連携して継続的なコミュニケーションにつなげられる点が最大の特徴です。

この記事では、LINEミニアプリの基本情報から、LIFFや専用アプリとの違い、導入するメリット・デメリット、具体的な開発方法と費用の考え方、最新の事例までを詳しく解説します。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • LINEミニアプリとは何か知りたい
  • LINEミニアプリの導入を検討している
  • LINEミニアプリをどう活用できるかを学びたい

LINEミニアプリとは

LINEミニアプリの概要図

著作者:creativeart/出典:Freepik

LINEミニアプリとは、LINEアプリ上で企業や店舗のサービスを利用できるウェブアプリです。技術的には、LINE公式の開発プラットフォームであるLIFF(LINE Front-end Framework)上で動作します。

LINEはメッセージングアプリとしてスタートしましたが、近年では決済やショッピング、ゲームなど、さまざまなサービスを提供する「スーパーアプリ」へと進化しています。LINEミニアプリは、このスーパーアプリ戦略の一環として、LINE上で新たなアプリをダウンロードせずに利用できるサービスです。以下のような、企業や店舗の運営に便利な機能が揃っています。

  • モバイルオーダー
  • デジタル会員証
  • 順番待ちシステム

また、メッセージ通知やLINE公式アカウントの友だち追加を通じて新規顧客やリピーターの獲得にも役立ちます。

出典:LINEミニアプリとは|LINE Developers

▼ LINEミニアプリについて詳しく知りたい方は、こちらから資料をダウンロードできます

資料ダウンロード - LINEミニアプリ スタートガイド|LINEヤフー for business

LINEミニアプリとLINE公式アカウントとの違い

LINE公式アカウントはユーザーとのコミュニケーションや情報発信に役立ち、LINEミニアプリは主に店頭における利便性の向上に役立つといった強みの違いがあります。以下、それぞれの目的と特徴を簡単にまとめています。

LINE公式アカウントの目的と特徴

企業や店舗が無料でアカウントを開設し、友だち追加してくれたユーザーに直接情報を届けられるサービスです。これにより、ユーザーとチャットをしたり、新商品の告知やクーポンを配信することで販促活動が手軽に行えます。

▼ LINE公式アカウントについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください

LINE公式アカウントとは?基本機能から運用時の注意点まで紹介!|Crescendo Lab

LINEミニアプリの目的と特徴

店舗運営の業務効率化やコスト削減、顧客体験の向上を目的としたサービスです。飲食店や美容室、小売店などさまざまな業種で、モバイルオーダー、デジタル会員証、順番待ちシステムなどのサービスをLINE上で提供できます。

なお、この2つは競合する選択肢ではありません。実務では「LINE公式アカウントで接点をつくり、LINEミニアプリで具体的な手続きを完了させる」という組み合わせが基本になります。詳しくは後半の「LINEミニアプリの効果的な使い方」で解説します。

LINEミニアプリとLIFFアプリとの違い

結論から言うと、現在この2つは「どちらを選ぶか」という関係ではありません。LINEミニアプリはLIFF上で動作するウェブアプリであり、さらにLINE公式ドキュメントでは、LIFFがLINEミニアプリへ統合されていく方針が示されています。

「LIFFはLINEミニアプリに統合されます。そのため、LIFFアプリを新規作成する際は、LINEミニアプリとして作成することを推奨します。」

出典:LINEミニアプリとは|LINE Developers

つまり、これから新しくLINE内で動くアプリをつくる場合は、LINEミニアプリとして開発するのが公式に推奨される選択です。「LIFFアプリか、LINEミニアプリか」という比較を前提にした情報は、現在の仕様では古い理解になっている点に注意してください。

LIFFアプリとは

LIFF(LINE Front-end Framework)は、LINE上で動作するWebアプリケーションを開発するためのプラットフォームで、LIFF上で動作するアプリをLIFFアプリといいます。LINEミニアプリもLIFF技術を使用して開発されており、LIFFアプリの一種です。

すでにLIFFアプリを運用している場合、それが即座に使えなくなるわけではありません。ただし、新規開発や大きなリニューアルのタイミングでは、LINEミニアプリとして構築する前提で検討することになります。

▼ LIFF(LINE Front-end Framework)について、詳しくはこちらの記事をご参照ください

LINE Front-end Framework (LIFF)|LINE Developers

LINEミニアプリとして開発した場合に得られるもの

  • LINE社の審査を通過し「認証済ミニアプリ」になると、サービスメッセージやホーム画面ショートカットなどのカスタム機能が利用できます
  • LINEの[ホーム]タブの[サービス]や検索など、LINE内の導線からユーザーに見つけてもらえます

LINEミニアプリ / LIFF / LINE公式アカウント / Messaging APIの使い分け

似た名前が並ぶため混乱しやすいところですが、「何をしたいか」で考えると整理できます。

やりたいこと

主に使う仕組み

補足

LINE内で予約・注文・会員証などの画面を提供したい

LINEミニアプリ

新規開発はこちらが公式推奨

すでにあるLIFFアプリを運用し続けたい

LIFF

今後LINEミニアプリへ統合される方針

友だちにメッセージやクーポンを配信したい

LINE公式アカウント

管理画面から配信可能。販促・プロモーションはこちらの役割

配信の自動化やパーソナライズを行いたい

Messaging API

LINE公式アカウントを外部システムから制御する

ユーザーの操作後に確認・リマインドを送りたい

認証済ミニアプリのサービスメッセージ

広告・販促目的では利用できない

顧客データを自社システムと統合したい

Messaging API+LINE ID連携

ミニアプリで取得したデータを顧客IDに紐づける

出典:LINEミニアプリとは|LINE Developersカスタム機能|LINE Developers

▼ LINE APIでできることの全体像は、こちらの記事で解説しています

LINE APIとは?できることと連携方法をわかりやすく解説|Crescendo Lab / LINE Messaging APIとは?|Crescendo Lab

LINEミニアプリと専用アプリ(ネイティブアプリ)との違い

LINEミニアプリは「導入と利用のハードルが低い」代わりに「自由度が制限される」仕組みです。専用アプリ(自社で開発するネイティブアプリ)はその逆で、自由度が高い代わりに、ユーザーにインストールしてもらう必要があります。

どちらが優れているという話ではなく、何を優先したいかで適切な選択肢が変わります。

比較項目

LINEミニアプリ

専用アプリ(ネイティブアプリ)

インストール

不要

App Store / Google Playからのインストールが必要

起動までのハードル

QRコードやリッチメニューからすぐ起動。会員登録もLINEアカウントを利用できる

インストール・会員登録・ログインの3ステップが必要

開発

iOS版・Android版を個別開発する必要がない。パッケージ利用なら短期間で導入可能

iOS・Androidそれぞれの開発が必要。期間・コストは大きくなりやすい

配布・公開

LINE社の審査を通過して公開

各ストアの審査を通過して公開。ストア内で見つけてもらう工夫が必要

プッシュ通知

LINE公式アカウントのメッセージ配信が主。操作後の確認はサービスメッセージ(広告不可)

アプリのプッシュ通知を自社の裁量で設計できる

顧客接点

LINEのトーク画面・リッチメニューという日常的に開く場所に置ける

アプリを開いてもらう動機づけが別途必要。休眠しやすい

自由度(UI・機能)

LINEのプラットフォーム仕様とガイドラインに準拠する範囲

UI・機能・ブランド表現をほぼ自由に設計できる

向いている用途

予約・順番待ち・会員証・モバイルオーダーなど、来店前後の「手続き」を軽くしたい場合

独自の世界観やロイヤル顧客向けの複雑な機能を提供したい場合

選び方の目安

  • 来店・予約・会員証など、まず「使ってもらう」ことが最大の課題 → LINEミニアプリ
  • ブランド体験の作り込みや、独自機能の搭載が事業の中核 → 専用アプリ
  • 既存の専用アプリが休眠している → 利用頻度の高い機能だけをLINEミニアプリへ移し、両者を併用する選択もあります(後述のカネボウ化粧品の事例が該当します)

認証済ミニアプリと未認証ミニアプリの違い

LINEミニアプリには、LINE社の審査を通過した「認証済ミニアプリ」と、審査を受けていない「未認証ミニアプリ」の2種類があります。未認証でもリリースは可能ですが、利用できる機能に差があります。

項目

認証済ミニアプリ

未認証ミニアプリ

審査

必要

不要

ヘッダー表示

タイトル・ミニアプリ名・認証バッジが表示される

タイトルとドメイン名が表示される

サービスメッセージ

利用できる

公開用チャネルでは利用できない

ホーム画面ショートカット

利用できる

利用できない

Custom Path(独自のURL文字列)

利用できる

利用できない

共通プロフィールのクイック入力

利用できる

利用できない

友だち追加への誘導

利用できる

利用できる

決済・アプリ内課金(日本のみ)

利用できる

利用できる

出典:カスタム機能|LINE Developers

つまり、「LINEらしい体験」を実現する機能の多くは認証済ミニアプリが前提です。会員証やポイントの運用、予約リマインドの送信を想定しているなら、最初から認証取得を前提に設計するほうが手戻りが少なくなります。

サービスメッセージで送れるもの・送れないもの

ここは誤解が多いポイントなので、正確に押さえておきたい部分です。

サービスメッセージは、ユーザーがLINEミニアプリ上で行った操作に対する確認や応答としてのみ送信できる機能です。予約完了の通知やリマインド、配送状況のお知らせなどが該当します。

一方で、値下げ・ショッピング特典・新商品・割引クーポン・プロモーションといった情報を含む広告やイベントの通知は禁止されています。LINE公式アカウントのメッセージ配信(プロモーションメッセージ)とは目的も仕様も異なる、別の機能です。

  • 利用できるのは認証済ミニアプリのみ(未認証の場合、開発用の内部チャネルでのテストは可能)
  • サービス通知トークンは発行から1年間有効で、有効期限までに最大5回まで送信可能
  • テンプレートは1チャネルあたり最大20件。LINEヤフー社が用意したものから選んで利用し、公開前に審査が必要

出典:サービスメッセージを送信する|LINE Developers

「LINEミニアプリを導入すればLINEメッセージを自由に送れるようになる」わけではありません。販促・キャンペーンの配信を行いたい場合は、LINE公式アカウント側のメッセージ配信を使うことになります。この役割分担が、後述するCRM設計の前提になります。

LINEミニアプリにアクセスする方法

ユーザーは、LINE内外からLINEミニアプリにアクセスすることができます。

LINE内部

LINEミニアプリ利用画面例 ミニアプリの主な機能

  • LINE公式アカウント上で、メッセージやリッチメニューのリンクを通じてLINEミニアプリにアクセスできます(左の画像)
  • LINEの[ホーム]タブの[サービス]から最近利用したLINEミニアプリにアクセスできます(右の画像)
  • LINEの検索機能や友だちとのメッセージシェアでもLINEミニアプリを利用できます

引用:LINEミニアプリとは|LINE Developers

LINE外部

以下のプラットフォームから、パーマネントリンクを用いてLINEミニアプリにアクセス可能です。

  • ウェブサイト
  • メール
  • テキストメッセージ
  • QRコード

なお、2025年10月1日より、すべてのユーザーがウェブブラウザからLINEミニアプリのサービスを利用できるようになりました。以前は一部の条件下でLINE内のブラウザへ誘導される仕様でしたが、この制限は撤廃されています。LINEを利用していないユーザーにも使ってもらう場合は、LINEログインを実行せずにサービスが動作するよう設計する必要があります。

出典:LINEミニアプリにおいて、2025年10月よりすべてのユーザーがウェブブラウザでサービスを利用できるようになります|LINE Developers外部ブラウザでLINEミニアプリを開く|LINE Developers

LINEミニアプリでできること

LINEミニアプリは用途に応じて、様々な機能を搭載することが可能です。ここでは、以下の代表的な機能3つを紹介します。

  • モバイルオーダー
  • デジタル会員証
  • 順番待ちシステム

モバイルオーダー

ユーザー体験のイメージ図

引用:LINEミニアプリ完全ガイド|導入方法や費用、導入事例まで|LINEヤフー for business

LINEミニアプリを利用することで、ユーザーはLINE上で簡単に商品を注文することができます。例えば飲食店では、テーブルに置いてあるQRコードを読み込むだけで注文ページが立ち上がり、注文から決済まで全てLINE内で完結させる、といったことが可能です。

モバイルオーダー機能の利用により、スタッフの負担やオーダーミスを減らすことができます。さらに、店内注文だけでなく、事前注文やテイクアウト予約にも対応しており、業務の効率化を図ると同時に、売上を増やすことも可能です。

▼ モバイルオーダーについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください

モバイルオーダーシステム|店舗の導入方法、費用、失敗しないポイント|LINEヤフー for business

デジタル会員証

開発プロセスのフロー

引用:LINEミニアプリ完全ガイド|導入方法や費用、導入事例まで|LINEヤフー for business

LINEミニアプリを利用すれば、ユーザーはQRコードを読み込むだけでLINE上で会員証を発行・管理することができ、紙カードの管理・コストが不要になります。

また、バーコード画面によるポイント付与やクーポン発行機能も搭載可能で、会員証の利用促進とリピーター獲得にもつながります。

▼ デジタル会員証について、詳しくはこちらの記事をご参照ください

デジタル会員証とは?移行・管理のメリットと導入方法|LINEヤフー for business

順番待ちシステム

開発環境の概念図

引用:LINEミニアプリ完全ガイド|導入方法や費用、導入事例まで|LINEヤフー for business

LINEミニアプリの順番待ちシステムは、整理券や紙のウェイティングリストの代わりに、スマホ上で入店の順番管理ができるサービスです。ユーザーはQRコードを読み込み、LINE上で混雑状況や待ち時間を確認でき、呼び出し機能で順番が来た際に通知を受け取ることできます。

これにより、お客様は店頭での混雑を避け、待ち時間を有効活用できるようになり、店舗側にとっても、受付業務が効率化されます。

▼ 順番待ちシステムについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください

順番待ちシステムとは|店舗の導入方法、失敗しないポイント、事例|LINEヤフー for business

LINEミニアプリを使うメリット

他サービスとの比較

著作者:freepik/出典:Freepik

LINEミニアプリを導入するメリットは何なのでしょうか?以下の3点に絞って、自社開発アプリを導入する場合と比較しながら解説します。

  • ユーザーに使ってもらいやすい
  • アプリ開発の負担が小さい
  • ユーザーデータを活用できる

お客さまに使ってもらいやすい

LINEミニアプリは、LINEの利用者であれば追加のアプリをダウンロードする必要がなく、QRコードやURLを読み込むだけですぐに利用可能です。そのため、自社開発のアプリを利用する場合に比べて、ダウンロードや新規登録、ログインの手間を省くことができます。

また、スマホの容量を圧迫せず、ホーム画面もすっきり保つことができるため、ユーザーの心理的負担も少ないです。総じて利用のハードルが低いため、アプリの利用促進につながります。

アプリ開発の負担が小さい

LINEミニアプリを導入する際には、既存のパッケージを利用することが多く、用途に合わせて既存の機能を選択するだけで開発が可能です。また、iOS版とAndroid版を個別に開発する必要がないことや、セキュリティや安定性の高いLINEのプラットフォームを利用するため、追加のメンテナンスが不要といった利点もあります。

総じて、独自アプリの開発に比べて、開発コストが低く、短期間での開発が可能であるため、比較的容易にアプリを導入することができます。

ユーザーデータを活用できる

LINEミニアプリをユーザーが利用すると、LINEのユーザー情報と合わせて、来店回数や最終来店日時、購入履歴、離脱ポイントなどのデータを取得することができます。

これらのデータをもとに、ユーザーごとに個別化されたキャンペーンを行えたり、アプリや商品の改良につなげることができます。

ただし、取得したデータを施策につなげるには、LINE ID連携によって自社の顧客情報と紐づける設計が別途必要になります。この点は後半の「LINEミニアプリの効果的な使い方」で詳しく解説します。

LINEミニアプリを使うデメリット

次に、LINEミニアプリを導入するデメリット3つです。

  • オリジナリティに欠ける
  • LINEを前提とした体験設計になる
  • 公開にはLINEからの審査が必要

オリジナリティに欠ける

事前に用意された機能内でLINEミニアプリを開発する場合、用途に合わせて柔軟に機能を追加することが難しくなります。また、デザインについても、LINEのプラットフォームに準拠したデザインがもとになっており、ブランドスタイルに合ったユニークなUIの構築も難しいです。

LINEを前提とした体験設計になる

2025年10月以降、LINEを利用していないユーザーもウェブブラウザからLINEミニアプリを利用できるようになりました。そのため「LINEユーザー以外は使えない」という制約は解消されています。

一方で、友だち追加からのメッセージ配信、リッチメニューからの起動、LINEアカウントを使った会員登録といったLINEミニアプリの主要な利点は、いずれもLINEを日常的に使っているユーザーにこそ効きます。訪日外国人など、LINEを利用していない層が顧客の中心である場合は、その層に対してどこまで体験を成立させるかを設計段階で決めておく必要があります。

出典:外部ブラウザでLINEミニアプリを開く|LINE Developers

LINEからの審査が必要

LINEミニアプリを認証済ミニアプリとして公開するには、LINEからの審査を通過することが必要です。審査に時間がかかったり、LINEのガイドラインに準拠する必要があり、一般的なアプリに比べて公開までのハードルが少し上がります。

なお、審査を受けない「未認証ミニアプリ」としてリリースする選択肢もありますが、前述のとおりサービスメッセージやホーム画面ショートカットなどの機能が使えません。

LINEミニアプリの開発方法

ミニアプリ開発費用の内訳

引用:LINEミニアプリ完全ガイド|導入方法や費用、導入事例まで|LINEヤフー for business

LINEミニアプリは上記の流れで開発することができます。全体のフローを以下の3つのステップに分けて、詳しく解説します。

  • パッケージ・個別開発の選択
  • 開発会社の選定、アプリの開発依頼
  • 審査、公開

パッケージ・個別開発の選択

LINEミニアプリの開発方法には、大きく分けて「パッケージ」と「個別開発」の2つの方法があります。以下、各方法について説明していますので、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、用途や予算に合った方法を選びましょう。

導入事例Aの画面例

引用:LINEミニアプリ完全ガイド|導入方法や費用、導入事例まで|LINEヤフー for business

パッケージ

LINEミニアプリの一般的な機能について、開発済みの機能一式を導入する方法です。

  • メリット:ゼロから開発する手間が省け、低いコストで短期間のうちに開発できる
  • デメリット:パッケージごとに機能やフォーマットが決まっているため、独自の機能やデザインを持ったアプリの開発は難しい

個別開発

課題やニーズに合わせて、オーダーメイドで機能やデザインを設計する方法です。

  • メリット:自社に最適なサービス設計が可能
  • デメリット:パッケージ利用に比べてコストが高く開発にかかる時間も長い

開発会社の選定、アプリの開発依頼

開発方法を選択したら、次は開発会社の選定に移ります。「パッケージ」と「個別開発」では、依頼できる開発会社が異なります。

  • 「パッケージ」の導入を希望の場合:「LINEミニアプリ認定パッケージ一覧」からパッケージを提供している開発会社を選ぶことができます
  • 「個別開発」を希望する場合:「LINEミニアプリ認定個別開発企業一覧」から個別開発を行っている開発会社を選ぶことができます

開発会社が決まれば、アプリ内容の企画から開発、公開まで、開発会社が一元で請け負ってくれます。

審査、公開

アプリの開発が完了したら、LINE社側での公開審査を経て、通過したらサービス提供開始となります。審査には一般的には2〜3週間かかると言われています。

開発費用の考え方と費用が変わる要因

LINEミニアプリの費用は「パッケージか個別開発か」で桁が変わり、同じ個別開発でも搭載する機能によって大きく変動します。そのため、一律の相場を示すことはあまり意味がありません。見積もりを比較する際は、以下の要因のどこまでが含まれているかを確認するのが実務的です。

費用が変わる要因

確認すべきポイント

搭載する機能

会員証のみか、予約・注文・ポイント・クーポンまで含むか

UI・デザイン

パッケージの標準デザインか、ブランドに合わせた個別デザインか

外部システム連携

POS・予約システム・在庫管理などとの連携有無

CRM・顧客データ連携

取得データを自社の顧客DBやCRMへ統合するか

会員基盤

既存の会員IDと突合するか、新規に会員基盤を作るか

決済

決済機能を載せるか、載せる場合の決済手段

認証(認証済ミニアプリ)

審査対応の工数、ガイドライン準拠のための修正

運用保守

月額費用の範囲、仕様変更への追随、問い合わせ対応

加えて、デジタルコンテンツを販売する場合はLINEのアプリ内課金の手数料が関わります。2026年7月の請求サイクルより手数料の適用が開始され、2026年7月27日には「LINEアプリ内課金利用規約(LINEミニアプリ提供者向け)」が改定されています。アプリ内課金は日本のみで提供されている機能です。収益モデルに課金を含む場合は、最新の規約と手数料を必ず確認してください。

出典:ニュース(LINEミニアプリ)|LINE Developersカスタム機能|LINE Developers

2026年8月時点の最新動向

LINEミニアプリは仕様の更新が続いています。開発を検討する段階で押さえておきたい直近の動きは以下の3点です。

1. 複数のLINE公式アカウントとの連携(2026年9月提供予定)

2026年8月17日にリリースされたLIFF v2.30.0では、LINEミニアプリの友だち追加オプションにおいて、複数のLINE公式アカウントをリンクする機能に向けた準備が行われました。公式ドキュメントでは以下のように記載されています。

「LINEミニアプリの友だち追加オプションにおいて、複数のLINEの公式アカウントをリンクする機能の提供を予定しています。」

この機能は日本のLINEミニアプリ向けに2026年9月の提供が予定されている段階です。関連する引数は、LINEミニアプリチャネルの[複数アカウントを使用]がオンの場合にのみ利用できます。ブランドや店舗ごとにLINE公式アカウントを分けて運用している企業には影響が大きい変更のため、現時点では「提供予定」として計画に織り込むのが適切です。

出典:LIFFリリースノート|LINE Developers

2. 認証済ミニアプリの起動体験の改善(2026年8月)

2026年8月26日、「チャネル同意の簡略化」が有効な認証済ミニアプリについて、簡略化された同意画面やローディング画面を表示せずに、よりスムーズに開けるようになりました。初回起動時の離脱を抑えたい場合、認証済ミニアプリを選ぶ理由がさらに強まっています。

出典:ニュース(LINEミニアプリ)|LINE Developers

3. ウェブブラウザ対応(2025年10月提供済み)

前述のとおり、2025年10月1日よりすべてのユーザーがウェブブラウザからLINEミニアプリを利用できます。LINE外の導線(ウェブサイト、メール、店頭QRコード)からの流入を設計に含められるようになった点は、企画段階で押さえておきたい変更です。

LINEミニアプリの最新事例

LINEミニアプリは多様な業種で利用されていますが、ここでは、以下の最新事例5つについて紹介します。

  • 大江ノ郷自然牧場(観光・飲食)
  • R Baker(飲食・小売)
  • 四十八漁場(飲食・多店舗)
  • 三井住友カード株式会社(金融)
  • 株式会社カネボウ化粧品(化粧品・小売)

それぞれの企業でLINEミニアプリの導入に至った経緯や、導入によって得られた効果について簡単にまとめていますので、ぜひご参考にしてください。

▼ LINEミニアプリの導入事例一覧はこちらから確認できます

事例記事一覧|LINEヤフー for Business

大江ノ郷自然牧場(観光・飲食/順番待ち)

導入後の効果を示すグラフ

鳥取県八頭町にある大江ノ郷自然牧場は、1994年に開業した、自然素材の飼料と平飼いにこだわる養鶏施設です。現在はレストラン3店舗とホテルも運営しており、年間約35万人が訪れるリゾート牧場として地域の観光産業をけん引しています。

大江ノ郷自然牧場は、2018年にLINE公式アカウントを開設し、2021年3月に順番待ちサービス「matoca」のLINEミニアプリを導入しました。従来のメールによる順番待ちシステムの手間が改善され、LINE公式アカウントへの友だち追加を促すことで友だち数の増加にもつながりました。

以下、LINEミニアプリの導入による効果の詳細です。

  • 順番待ちの発券時にメニュー予約ができる機能も追加し、店舗オペレーションがスムーズになった
  • LINEミニアプリの導入後、LINE公式アカウントの友だち数は2倍以上に増加。ブロック率は15%ほどに抑制できた
  • LINE公式アカウントで期間限定ドリンクの無料クーポンを配信した際は、約80%の開封率を記録。約2週間で1,000件以上の来場利用と約80件のEC購買につながった

参照:待ち時間が“楽しく”なる? LINEミニアプリの「順番待ち」でユーザーの利便性を向上させた牧場リゾートの取り組み|LINEヤフー for business

R Baker(飲食・小売/デジタル会員証)

LINEミニアプリ利用手順

R Bakerは、花や果実、野菜から抽出した自然酵母を使用したパンが評判のベーカリーカフェで、直営店およびフランチャイズ店を含め、全国に32店舗(2022年5月末時点)を展開しています。

R Bakerは、2022年2月にLINE公式アカウントを開設し、同時にLINEミニアプリでポイントカード機能を備えたデジタル会員証を導入しました。従来のスタンプカードではできなかった、会員データと購買行動の紐づけが可能になり、より個別化されたマーケティング施策を目指しています。

以下、LINEミニアプリの導入によって既に得られている効果です。

  • LINE公式アカウントとLINEミニアプリの運用開始から3カ月で、仮会員となる友だち数は1万人を突破
  • LINE公式アカウントのメッセージ配信でポイント5倍の告知を配信したところ、会員数の伸びは前週比較で125%を記録

参照:LINEミニアプリで効率的に会員データを取得!アールベイカーのマーケティング戦略|LINEヤフー for business

四十八漁場(飲食・多店舗/モバイルオーダー)

LINE連携のイメージ図

東京都豊島区に本社を置くエー・ピーホールディングスは、全国に約200店舗の飲食店を展開しており、地鶏料理が人気の「塚田農場」、新鮮なホルモンが自慢の「芝浦食肉」など、複数のブランドを運営しています。その中でも、魚貝専門居酒屋の「四十八漁場」は、鮮度抜群の魚介を提供することで知られています。

2021年12月には、モバイルオーダー機能を持つ「ダイニー」のLINEミニアプリを導入し、業務効率化を実現しました。また、LINE公式アカウントとの連携による集客施策の強化も達成しています。

以下、LINEミニアプリの導入による効果の詳細です。

  • 全体の7割ほどのお客さまがモバイルオーダーで店内注文。2022年12月の繁忙期には以前より1〜2人スタッフが少なくても店舗を運営できた
  • 以前は1時間ほどかかったハンディの日替わりメニュー作成が、ダイニーでは30分ほどで完了。軽微なメニュー修正もクイックに行えるようになった
  • ダイニーのLINEミニアプリ導入前、約2万3000人だった四十八漁場ブランドのLINE公式アカウントの友だち数が、約1年で10万人を突破

参照:1ヵ月でスピード導入!マイナス2名体制で繁忙期を乗り越えた魚貝専門居酒屋の「モバイルオーダー」のLINEミニアプリ活用|LINEヤフー for business

三井住友カード株式会社(金融/会員サービス・ID連携)

事業者側のメリット

SMCCは会員事業、加盟店事業、受託事業を中心に展開する大手クレジットカード会社です。

会員向けサービス「Vpass」の機能を、よりライトなユーザーにも普及させることを目的に、各種照会や手続きサービスを盛り込んだLINEミニアプリを開発しました。サービスの利用促進に加えて、LINE公式アカウントとの連携によるユーザーとの持続的なコミュニケーションも体感しています。

以下、LINEミニアプリの導入による効果の詳細です。

  • LINEミニアプリをリリースした初動1週間は、前週比でID連携数が約8倍に。その後は約5倍で推移
  • ユーザーが契約するカードの種類や利用状況を基にメッセージを送り分け、開封率は70%、クリック率は13%に達した

参照:金融業界初!会員サービス「Vpass」のID連携数を5倍に伸長させた三井住友カードのLINEミニアプリ活用|LINEヤフー for business

株式会社カネボウ化粧品(化粧品・小売/既存アプリからの移行)

開発時の注意点

カネボウ化粧品は美容部員による店舗接客を強みとして、これまで全国の百貨店や総合スーパーに店舗を中心に展開してきた、化粧品会社です。

既存のネイティブアプリ「スマイルコネクト」の機能をLINE上に引き継ぎ、更にLINE公式アカウントとの連携を含めたオンラインでのコミュニケーション強化を目的として、独自のLINEミニアプリを開発しました。

以下、LINEミニアプリの導入による具体的な効果です。

  • 導入から6ヵ月経過して、LINE公式アカウントのメッセージ開封率はほぼ70%以上、関連リンクのCTRは10〜15%前後を記録
  • LINEミニアプリを利用するユーザーデータを基にしたブランド横断型の統合マーケティングに向けて、サービスの活用が進んだ

参照:メッセージ開封率がネイティブアプリ運用時の2倍に伸長! カネボウ化粧品のLINEミニアプリ活用|LINEヤフー for business

LINEミニアプリの効果的な使い方

LINEミニアプリは、企業や店舗での顧客体験の向上を目的としていますが、以下の使い方をすれば集客・販促にも役立てることができます。

  • LINE公式アカウントとの連携
  • LINEミニアプリのデータ活用
  • LINEミニアプリを作るだけではCRM施策にならない
  • 自社で運用するか、外部ツールを使うか

▼ LINEを使った集客・販促について、詳しくはこれらの記事をご参照ください

LINEマーケティングとは?特徴と成功事例を分かりやすく紹介|Crescendo Lab

LINE公式アカウントとの連携

ミニアプリの要点まとめ

引用:LINEミニアプリ スタートガイド|LINEヤフー for Business

LINEミニアプリとLINE公式アカウントを組み合わせることで、ユーザーとの関係性を深めることができ、リピーターを増やすための強力なツールとなります。

以下、連携の簡単な流れです。

  • ユーザーが初めてLINEミニアプリを利用する際に、同意画面を通じてLINE公式アカウントに友だち追加される仕組みを導入する
  • この仕組みを用いて、LINEミニアプリの利用と同時にLINE公式アカウントの友だちとなってもらう
  • 友だちになったユーザーに対して、メッセージ配信を通じて継続的にアプローチする

さらに、LINE公式アカウントのリッチメニューにLINEミニアプリへのリンクを設置することで、ユーザーが簡単にミニアプリを起動できるようになります。これにより、ユーザーの利便性が向上し、ミニアプリの利用頻度を増やすことができます。

リッチメニューはトーク画面の下部に常時表示されるため、「LINEを開く → リッチメニューをタップ → LINEミニアプリで予約・注文・会員証を使う」という導線が、ユーザーにとって最も短いルートになります。ミニアプリの利用率が伸びない場合、まずリッチメニューの構成を見直すのが有効です。

LINEミニアプリのデータを活用

ミニアプリの今後の展望

引用:LINEミニアプリ スタートガイド|LINEヤフー for Business

LINEミニアプリを利用する際に、ユーザーの登録情報や行動履歴などのデータを取得することができ、このデータをもとに集客や販促施策を強化することができます。

以下、データ活用の例を3つ紹介します。

  • ユーザーごとの来店回数を計測し、一定回数以上訪れたユーザーに対して、LINE公式アカウントを通じて特別なメッセージやクーポンを配信する
  • 特定の商品を購入したユーザーに対して、LINE広告を用いて関連商品の広告を配信する
  • ユーザーの行動データを蓄積し、LINEミニアプリ内でユーザーがよく離脱するポイントやよく見られているエリアを分析することで、アプリの使い勝手を改善する

LINEミニアプリを作るだけではCRM施策にならない

ここが、LINEミニアプリの導入で最もつまずきやすいポイントです。

LINEミニアプリは「顧客データが発生する場所」ですが、それ自体は顧客管理の仕組みではありません。予約や購入、会員証の提示といった行動データが溜まっても、それが顧客一人ひとりに紐づいて、次のコミュニケーションに反映されなければ、CRM施策にはなりません。

前述のとおり、サービスメッセージは操作への確認・応答にしか使えず、販促の配信はLINE公式アカウント側の役割です。つまり「データを取る場所」と「コミュニケーションする場所」が構造的に分かれています。この2つをつなぐ設計が、LINEミニアプリをマーケティングに活かす際の核心になります。

具体的には、以下のようにデータが循環する状態を目指します。

  1. リッチメニュー:LINE公式アカウントのトーク画面から、ミニアプリへの入口を常設する
  2. LINEミニアプリ:予約・購入・会員証・アンケートなど、ユーザーが実際に行動する場をつくる
  3. 顧客行動データ:来店回数、購入履歴、閲覧内容、離脱ポイントが蓄積される
  4. LINE ID連携:LINEのユーザーIDと自社の会員IDを紐づける
  5. 顧客情報との統合:POSや会員基盤にあるデータと、LINE上の行動データを一人の顧客として統合する
  6. セグメント:「3回以上来店したが直近30日は未訪問」のような条件で顧客を分類する
  7. LINE配信:セグメントごとに、内容とタイミングを変えてメッセージを配信する
  8. 反応データ:開封・クリック・再来店の結果を取得する
  9. 次のコミュニケーション:反応をもとにセグメントと配信内容を更新し、2〜8を回し続ける

この循環のうち、LINEミニアプリが担うのは1〜3の部分だけです。4以降を設計しないまま導入すると、「便利な予約ツールは入ったが、売上への貢献が説明できない」という状態になりがちです。

実際に前述の三井住友カードの事例では、ID連携数が初動1週間で約8倍に伸びたうえで、契約カードの種類や利用状況に応じてメッセージを送り分けたことで開封率70%・クリック率13%という結果につながっています。ミニアプリ単体の効果ではなく、「ミニアプリ → ID連携 → 出し分け配信」という一連の流れが成果を生んでいる点が参考になります。

▼ 顧客データを軸にしたLINE活用の考え方は、こちらの記事で解説しています

LINE ID連携とは?仕組みとやり方|Crescendo Lab / LINE APIとは?できることと連携方法|Crescendo Lab

自社で運用するか、外部ツールを使うか

導入検討ステップ

上記の循環を実現する方法は、大きく2つあります。

1. Messaging APIを使って自社で構築する

LINE Messaging APIを使えば、ミニアプリで取得したデータを自社のシステムに集約し、配信までを自社で制御できます。既に顧客データ基盤やCRMが整っている企業、社内に開発リソースがある企業に向いています。柔軟性が高い一方、構築と運用の工数は自社で負担することになります。

2. LINE公式アカウントの拡張ツールを使う

セグメント配信や顧客データの統合をあらかじめ備えたツールを利用する方法です。開発リソースをかけずに施策を始められる一方、ツールの仕様の範囲内での運用になります。

当社クレッシェンドラボが開発した「MAAC」も、この選択肢の一つです。購買行動・会員情報・インタラクションなどのデータを元にしたセグメント配信や、ノーコードでの抽選ゲーム・友だち獲得キャンペーンの設置、クーポン発行といった機能を備えています。

どちらを選ぶ場合でも、先に決めるべきは「どの顧客データを、どのセグメントに使い、何を配信するか」という設計です。ツールや開発方法は、その設計が決まってから選ぶほうが失敗しにくくなります。

▼ LINE公式アカウントの拡張ツールの選び方は、こちらの記事で比較しています

LINEマーケティングツール比較|Crescendo Lab

まとめ

以下、本記事の要点です。

  • LINEミニアプリは、新たなアプリをダウンロードせずにLINE上で利用できるサービスで、モバイルオーダー、デジタル会員証、順番待ちシステムといった、企業や店舗の運営に便利な機能を提供することができます。技術的にはLIFF上で動作するウェブアプリで、公式にはLIFFがLINEミニアプリへ統合される方針が示されているため、新規開発はLINEミニアプリとして進めるのが推奨されています。
  • LINEミニアプリは、専用アプリ(ネイティブアプリ)に比べて、ユーザー・事業者の両者にとって利用のハードルが低いことが一番のメリットです。その一方で、独自の機能やデザインを追求することが難しいといったデメリットも存在します。どちらが優れているという話ではなく、ブランド体験の作り込みを優先するなら専用アプリ、まず使ってもらうことを優先するならLINEミニアプリという選び方になります。
  • サービスメッセージが使えるのは認証済ミニアプリのみで、用途はユーザーの操作に対する確認・応答に限られます。値下げや割引クーポンなどの販促情報は送れないため、プロモーションの配信はLINE公式アカウント側の役割です。
  • LINEミニアプリの開発には、「パッケージ」と「個別開発」の2通りの方法があり、幅広い用途や予算に合わせて開発することができます。費用は搭載機能・外部連携・CRM連携・決済・運用保守などで大きく変わるため、見積もりの前提を揃えて比較することが重要です。最新の事例として、「パッケージ」を選択した3社と「個別開発」を選択した2社を紹介していますので、導入を検討の際はぜひ参考にしてみてください。
  • LINEミニアプリを更に有効活用するには、LINE公式アカウントとの連携とデータ活用が効果的です。ただしミニアプリを作るだけではCRM施策にはなりません。リッチメニューから始まり、ID連携で顧客情報と統合し、セグメント配信の結果を次の施策に返す循環を設計してはじめて、施策として機能します。

LINEミニアプリに関するよくある質問(Q&A)

LINEミニアプリの導入や活用に関して、よく寄せられる質問をまとめました。

Q1. LINEミニアプリの導入にはどのくらいの費用がかかりますか?

A. 開発方法(パッケージ型/個別開発)や搭載する機能によって費用は大きく異なります。既存のパッケージを利用する場合は初期費用と月額費用で導入でき、機能を一からオーダーメイドで構築する「個別開発」では、外部システム連携や会員基盤の構築を含むほど費用は上がります。金額の目安は開発会社ごとに前提が異なるため、「搭載機能・外部システム連携・CRM連携・決済・認証対応・運用保守」のどこまでが見積もりに含まれるかを揃えて比較するのが確実です。詳しくは本記事の「開発費用の考え方と費用が変わる要因」をご参照ください。

Q2. 個人事業主や小さなお店でも導入できますか?

A. はい、導入可能です。特にパッケージ型のLINEミニアプリであれば、低コストかつ短期間で導入できるため、個人経営の飲食店や美容室、サロンなどでもモバイルオーダーやデジタル会員証として幅広く導入されています。

Q3. ネイティブアプリ(自社専用アプリ)とLINEミニアプリはどちらが良いですか?

A. ターゲット層や目的に応じて選ぶのがおすすめです。顧客に「アプリインストールの手間」をかけさせず、LINEの圧倒的なユーザー数を活かして素早く利用を開始してもらいたい場合はLINEミニアプリが適しています。一方で、自社独自のブランド世界観を完全に再現したい場合や、複雑な独自機能を搭載したい場合はネイティブアプリが適しています。詳しい比較は本記事の「LINEミニアプリと専用アプリ(ネイティブアプリ)との違い」をご参照ください。

Q4. 審査にはどれくらいの期間がかかりますか?落とされることもありますか?

A. 審査期間は一般的に2〜3週間程度です。LINEヤフー株式会社が定めるガイドラインや利用規約に反している場合、審査に通らない(落ちる)ケースもあります。不安な場合は、実績豊富な認定開発会社(パートナー企業)に相談しながら開発を進めるのが安心です。

Q5. LINEミニアプリを導入すると、ユーザーにLINEメッセージを自由に送れるようになりますか?

A. いいえ。認証済ミニアプリで使える「サービスメッセージ」は、ユーザーの操作に対する確認・応答(予約完了通知やリマインドなど)に限られ、値下げ・新商品・割引クーポンなどの広告や販促の通知には利用できません。販促のメッセージ配信は、LINE公式アカウントの機能を使って行います。

出典:サービスメッセージを送信する|LINE Developers

LINEマーケティング、CRM、AIを活用した顧客コミュニケーションをテーマに、現場で使える実践ノウハウと最新トレンドを発信しています。日本・アジア800社以上の支援実績と、MAAC・CAACをはじめとする自社プロダクトで培った知見をもとに、LINE公式アカウントの運用やセグメント配信、顧客データ活用、AIカスタマーサービスまで、成果につながる情報をお届けします。

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