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D2CマーケティングをLINEで加速する方法|メルマガ移行でCVR6.7倍・開封率86%を実現したCuboAiの事例

Nari Fujiie

目次

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はじめに

広告費が高騰し、メルマガの開封率が下がり続ける今、多くのD2Cブランドが「顧客との継続的な接点」をどう作るかに悩んでいます。特にベビーモニターのように検討期間が長い商材では、一度きりの配信では購入まで伴走できません。

この課題を、チャネルの切り替えとデータ活用で解いたのがD2CブランドのCuboAiです。同社はメルマガ中心のマーケティングからLINE公式アカウント拡張ツール「MAAC」を使ったLINEマーケティングへ移行し、短期間でCVRと開封率を大幅に伸ばしました。この記事では、D2CマーケティングでLINEを活用してCVRを改善するための考え方を、CuboAiの実データとともに紐解いていきます。

なぜD2CマーケティングでメルマガからLINEへ移行するのか?

D2CマーケティングでメルマガからLINEへ移行する最大の理由は、到達率と開封率の差です。メルマガは開封率の低下と広告費高騰で費用対効果が落ちやすい一方、LINEはプッシュ通知で届き、双方向のやり取りができます。実際にCuboAiは移行後、開封率が69%から86%に上昇し、デジタルマーケティング売上の約8割をLINE経由が占めるまでになりました。

CuboAiは129か国・8つの市場に展開するAIベビーモニターのグローバルブランドです。日本では2021年末に、従来のメルマガ中心のマーケティングからLINEへと舵を切りました。その背景には、メルマガの販促効果が期待したほど伸びず、開封率も下がっていたという明確な課題があったのです。

CuboAiがLINE移行前に抱えていた3つの課題

移行の判断は、感覚ではなく具体的な課題から生まれました。CuboAiが直面していたのは、多くのD2C・ECブランドに共通する次の3点です。

1. メルマガの開封率低下と広告費の高騰。従来のメルマガは開封率が下がり、販促効果は期待するほどではありませんでした。加えて新規獲得の広告費が高騰し、獲得後の顧客と安定して接点を持つ手段が必要でした。

2. 検討期間の長い商材ならではの接点不足。ベビーモニターは購入までの検討期間が長く、継続的なコミュニケーションが欠かせません。単発の配信では、購入を検討している見込み客を育てきれませんでした。

3. LINE標準機能の運用上の限界。LINE公式アカウントの標準機能では、登録時期などで絞り込む期間指定検索ができず、繰り返し作業による時間の浪費も発生していました。狙った顧客層にだけ届ける精度と、運用効率の両方が足りていなかったのです。

D2CブランドがLINE運用でMAACを選んだ二つの決め手とは?

CuboAiがLINE運用の基盤にMAACを選んだ決め手は二つです。一つは「セグメント配信とデータ分析でCVRを改善できること」、もう一つは「テンプレートや自動配信で運用の無駄な時間を削減できること」でした。この二つが噛み合った結果、導入からわずか1か月でCVRが前月比679%に向上しました。

ここからは、国内責任者のKomi氏と運用担当のYuzu氏へのインタビューをもとに、二つの決め手を具体的に見ていきます。

① セグメント作成とデータ分析でCVRを最適化

CuboAiはユーザー分析から、ほとんどの人がLINE公式アカウント登録から3か月以内に商品を購入していることを突き止めました。そこでMAACのセグメント配信を使い、一定期間内にアカウント登録したファンだけに絞ってメッセージを送る戦略に切り替えたのです。

D2CマーケティングとLINE

図1:MAACのセグメント作成画面。登録時期や行動データをもとに、狙った顧客層だけを抽出して配信できる。

LINE標準機能にはない期間指定の絞り込みを、MAACなら数クリックで設定できます。具体的には、メッセージ配信画面で「配信先」から「絞り込み」を選び、オーディエンス(セグメント)を作成する流れです。

CuboAiのLINE移行効果

図2:MAACの絞り込み配信操作。「配信先」→「絞り込み」→「オーディエンス」の順に、登録時期や行動データからセグメントを作成する。

さらに、顧客のフェーズ(新規・検討中・既存)ごとにセグメントを使い分けることで、それぞれに最適なメッセージを届けられます。CuboAiのように「登録から3か月以内のファン」へ集中的に配信すれば、購入確度の高い層に予算と手間を寄せられるのです。

LINEでの情報発信

図3:顧客フェーズごとにセグメントを使い分ける。購入確度の高い層へ配信を集中できる。セグメント設計の詳しい手順はLINEセグメント配信の完全ガイドを参照。

加えてMAACは各メッセージの効果を簡単に追跡でき、どの配信が成果につながったかをデータで確認できます。「セグメントで狙いを絞る」と「データで検証する」を回した結果が、CVR679%向上という数字につながりました。開封率は69%から86%へ、ブロック率は52%から37%へと改善し、配信の質そのものが上がっています。

② 自動配信とテンプレート管理で無駄な時間を削減

二つ目の決め手は運用効率です。MAACの「オートマチックジャーニー」機能を使うと、新規ユーザーの登録をきっかけに、あらかじめ設計したメッセージを自動で配信できます。担当者が毎回手を動かさなくても、見込み客を購入まで自動で育てられるのです。

さらに「テンプレート管理」機能で、キャンペーンごとのメッセージ作成を効率化しました。ゼロから作り直す必要がなくなり、ユーザー設定やメッセージ送信のミスというリスクも軽減されています。この効率化によって、少人数のチームでも質の高い配信を継続できるようになりました。LINEを軸にした顧客管理の仕組みづくりは、D2Cの限られたリソースを成果に集中させる土台になります。

メルマガとLINE、D2Cではどちらが効果的?

D2Cでは、開封率と双方向性の観点でLINEがメルマガより効果的なケースが多いです。メルマガの平均開封率は一般に10〜20%台にとどまりますが、CuboAiのLINEは86%に達しました。ただしメルマガにも長文で情報を届けられる強みがあり、両者は排他ではなく役割分担で考えるのが現実的です。

下の比較表は、D2Cブランドがチャネルを選ぶときの主な判断軸をまとめたものです。

比較軸

メルマガ

LINE(MAAC活用)

開封・到達

開封率が低下傾向(一般に10〜20%台)

プッシュ通知で高到達(CuboAiは開封率86%)

コミュニケーション

一方向が中心

双方向でやり取りできる

セグメント配信

ツール依存で設計が重い

登録時期・行動データで数クリック

自動化

ステップ配信は可能だが設計が煩雑

オートマチックジャーニーで自動育成

効果測定

開封・クリック中心

配信ごとの効果を追跡しCVRに接続

チャネルごとのLINEの開封率を高める考え方を押さえておくと、移行後の成果はさらに伸ばせます。重要なのは「どちらか」ではなく、顧客の検討フェーズに合わせて最適なチャネルとメッセージを選ぶことです。

D2CマーケティングでLINEを成功させるポイントは?

D2CマーケティングでLINEを成功させるポイントは三つです。第一に、登録から購入までの期間などデータで顧客行動を把握すること。第二に、セグメント配信で狙った層にだけ届けること。第三に、自動配信とテンプレートで運用を仕組み化し、継続できる体制を作ることです。CuboAiはこの三つを揃えたことで、短期間で成果を出しました。

この考え方はベビーモニターに限らず、検討期間の長いD2C・EC商材全般に応用できます。たとえばECブランドがLINEで会員体験を作り込んだ事例として、ホテラバのLINE活用事例も参考になります。獲得したファンとの接点を増やし、リピーターを育てる設計まで踏み込めば、LTVの最大化にもつながります。

近年は、こうしたLINE運用にAIマーケティングを組み合わせ、メッセージの自動生成や配信最適化まで踏み込むD2Cブランドも増えています。AIとオムニチャネルを前提にした顧客コミュニケーションの設計図は、AI時代の顧客コミュニケーション戦略(無料eBook)で体系的に確認できます。

まとめ:LINEでD2Cの顧客体験を最適化し続ける

CuboAiの事例が示すのは、チャネルとデータの使い方を変えるだけで、D2Cマーケティングの成果は大きく動くということです。メルマガからLINEへ主軸を移し、MAACでセグメント配信・自動化・効果測定を回した結果、CVRは前月比679%、開封率は86%、ブロック率は37%まで改善しました。

同社の次の目標は、獲得したファン層との交流を増やし、より豊富な会員管理でユーザー体験を最適化しながら、コンバージョンの改善を続けることです。自社のD2C・ECでも同じ仕組みを作りたい方は、まずAI時代の顧客コミュニケーション戦略eBook各種お役立ち資料から着想を得るのがおすすめです。

LINEを軸にしたマーケティングを支援するのが、クレッシェンドラボです。CuboAiのようにLINEでCVRを伸ばしたい方は、お気軽にお問い合わせください。自社の商材と課題に合わせた活用方法をご提案します。

よくある質問(FAQ)

D2CマーケティングでLINEを使うメリットは何ですか?

プッシュ通知による高い到達率と、双方向でのコミュニケーションが最大のメリットです。メルマガより開封されやすく、登録時期や行動データでセグメントを絞れるため、検討期間の長いD2C商材でも購入まで継続的に接点を持てます。CuboAiは移行後、開封率86%・デジタルマーケティング売上の約8割をLINE経由で達成しました。

メルマガの平均開封率はどのくらいですか?LINEとの違いは?

メルマガの平均開封率は業種にもよりますが一般に10〜20%台とされ、近年は低下傾向にあります。一方でLINEはプッシュ通知で届くため開封されやすく、CuboAiの事例では開封率が69%から86%へ上昇しました。到達と開封の差が、そのまま成果の差につながります。

LINEのセグメント配信とは何ですか?

登録時期や行動データ、属性などの条件で顧客を絞り込み、狙った層にだけメッセージを配信する手法です。MAACを使えば、LINE標準機能にはない期間指定の絞り込みも数クリックで設定できます。設計の詳しい手順はLINEセグメント配信の完全ガイドで解説しています。

D2CブランドがLINEでCVRを改善するにはどうすればいいですか?

まずデータで顧客の購入行動を把握し、購入確度の高いセグメントへ配信を集中させることが基本です。CuboAiは「登録から3か月以内のファン」に絞って配信し、CVRを前月比679%に改善しました。さらに自動配信とテンプレートで運用を仕組み化すると、成果を継続しやすくなります。

MAACとは何ですか?LINE公式アカウントと何が違いますか?

MAACはクレッシェンドラボが提供するLINE公式アカウントの拡張ツールです。標準のLINE公式アカウントではできない高度なセグメント配信、オートマチックジャーニーによる自動育成、テンプレート管理、詳細な効果測定などを追加でき、D2C・EC向けの本格的な顧客管理とマーケティング自動化を実現します。