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LINE Messaging APIとは?10種類のメッセージフォーマットと活用事例をわかりやすく解説

Kokoro Tomita

目次

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    LINE Messaging APIとは?10種類のメッセージフォーマットと活用法を徹底解説

    LINE公式アカウントをすでに運用していると、
    「もっと一人ひとりに合ったコミュニケーションがしたい」
    「チャットボットや自動応答を導入して、問い合わせ対応を効率化したい」
    と感じるタイミングが必ず訪れます。

    そうしたニーズに応えてくれるのが、LINE Messaging API です。

    本記事では、

    • LINE Messaging APIとは何か(他のLINE APIとの違い)

    • どんなことができるのか

    • 10種類のメッセージフォーマット

    • 導入の流れと注意点

    • マーケター手動のノーコード運営を可能にする外部APIツール

    を、わかりやすく解説します。

    1. LINE API全体の中での「Messaging API」の位置づけ

    まずは全体像から整理しておきましょう。

    API(Application Programming Interface) とは、
    ソフトウェアやプログラムなど異なるシステム同士をつなぐための仕組み」のこと。

    LINEの場合、

    • LINEログイン

    • LIFF(LINE Front-end Framework)

    • LINE Pay

    • LINE Notify

    • LINE Social Plugins

    など複数のAPIが用意されており、それぞれ役割が異なります。詳しくはこちら>LINE APIでできることとは?基本機能や使い方をご紹介!

    その中で Messaging API は、

    「LINE公式アカウントとユーザーの間でやり取りされるメッセージを、システム側から柔軟にコントロールするための仕組み」

    と捉えるとイメージしやすいです。

    • どんなテキスト・画像を送るか

    • どのタイミングで送るか

    • どのユーザーに、どの条件で出し分けるか

    といった部分を、プログラムと連携しながら自動化できる のがMessaging APIの強みです。
    チャットボットやステップ配信、条件に応じた分岐応答など、「LINEで高度なことをしたい」と思ったとき、ほぼ必ず関わってくるのがこのAPIだと言えます。

    2. LINE Messaging APIでできること

    マーケターやご担当者の立場から見ると、Messaging APIを導入することで次のようなことが実現できます。

    • チャットボットによる自動応答

      • よくある質問への自動返信

      • 営業時間外の一次受付

      • キャンペーンやクーポンに関する定型回答

    • セグメント配信・ステップ配信との連携

      • 属性や行動履歴に応じた分割配信

      • メールでいう「ステップメール」をLINE上で実現

      • 誕生日、来店日、購買履歴などをトリガーにしたメッセージ

    Messaging APIによるセグメント配信は、LINE標準の管理画面(性別・都市・年齢層のみ)よりも遥かに精密です。 AIを活用してユーザーにカスタムタグを付与し、より細かな条件でメッセージを出し分けることで、

    • ブロック率の低減
    • メッセージコストの削減
    • 開封率・CVRの向上

    といった具体的な成果につながります。

    • グループ・個別チャットの両方に対応した対話設計

      • 1対1の問い合わせにも

      • イベントやコミュニティのグループ内でもボットがサポート

    • 顧客データとの連携

      • 自社ECや会員DBと紐付けたパーソナライズ配信

      • ID連携済みユーザー向けの専用メニューやキャンペーン設計

    単なる「一斉配信ツール」から一歩進んで、
    “顧客一人ひとりとの対話設計ができるチャネル” に進化させられるのがMessaging APIです。

    3. 10種類のメッセージフォーマットと活用シーン

    Messaging APIで送信できるメッセージ形式は非常に豊富で、
    代表的なものだけでも 10種類 用意されています。

    ここでは、マーケティング活用をイメージしやすいように、
    各メッセージの特徴とおすすめの使い方をセットで紹介します。

    3-1. テキストメッセージ

    一般的なテキストのメッセージです。文字コードを利用してテキストの中に絵文字を入れ込むことも可能です。
    キャンペーンの告知や、チャットボットからの簡単な回答など、すべての土台になります。

    Untitled (9)

    引用元:メッセージタイプ|LINE Developers

    活用シーン
    • FAQの回答
    • シンプルなリマインド(「ご予約前日のご案内です」など)
    • サポート対応時の一言+リンク

     

    3-2. スタンプメッセージ

    LINEならではの表現ができるスタンプメッセージ。
    テキストだけだと固くなりがちなコミュニケーションも、スタンプを1つ添えるだけで距離が縮まります。

    Untitled (10)

    引用元:メッセージタイプ|LINE Developers

    活用シーン
    • 友だち追加のお礼

    • アンケート回答のお礼

    • キャンペーン当選通知に一緒に送る

     

    3-3. 画像メッセージ

    ビジュアルで訴求したいときに欠かせない形式です。
    新商品、クーポン、キャンペーンバナーなどに向いています。

    画像メッセージ

    引用元:メッセージタイプ|LINE Developers

    活用シーン
    • ECサイトの商品紹介

    • 期間限定キャンペーンの訴求バナー

    • 店頭POPと同じデザインをLINE上でも表示


    3-4. 動画メッセージ

    動画を直接ユーザーに届けるメッセージ形式です。

    テキストや画像に比べて情報量が多いため、
    「まずは動画で興味を持ってもらい、詳細はLPへ誘導」といった設計がしやすくなります。

     

    動画メッセージ

    引用元:メッセージタイプ|LINE Developers

    活用シーン
    • 新商品のプロモーション動画

    • How-to動画(使い方解説)

    • ブランドストーリー紹介

     



    3-5. 音声メッセージ

    音声ファイルを送信できる形式です。

    視覚的な情報に頼らないコミュニケーションを取りたい場合に有効です。

    音声メッセージ

     

    引用元:メッセージタイプ|LINE Developers

    活用シーン
    • 店舗スタッフやインストラクターからの一言メッセージ

    • ボイスレターキャンペーン

    • ラジオ風コンテンツの配信

     

    3-6. 位置情報メッセージ

    住所や緯度・経度を含んだ位置情報を送信できます。

    ユーザー側はタップするだけで地図アプリを開けるため、
    「場所がわからなくて来店を諦める」という機会損失を防げます。

    位置情報メッセージ

    引用元:メッセージタイプ|LINE Developers

    活用シーン
    • 最寄り店舗の案内

    • ポップアップストア/イベント会場の共有

    • 来店予約完了時に店舗位置を自動送信

     

    3-7. イメージマップメッセージ

    1枚の大きな画像を複数のタップ領域に分割し、それぞれ別のリンクやアクションを設定できる形式です。

    1通のメッセージで複数の選択肢を提示できる ため、ユーザーの興味に合わせた行動を引き出しやすくなります。Crescendo LabのMAACを使用すれば、ドラッグ&ドロップで任意のインタラクションエリアを設定できる画像メッセージを簡単に作成できます。

    イメージマップメッセージ

    引用元:メッセージタイプ|LINE Developers

    活用シーン
    • 特集バナー上に「ECサイト」「店舗検索」「クーポン」など複数の導線

    • キャンペーン特設ページへの導線とFAQへの導線を1枚にまとめる

    • 商品比較表をそのまま画像化し、各エリアから詳細ページへ遷移


    3-8. テンプレートメッセージ

    あらかじめ用意されたレイアウト(ボタン・カルーセル等)を利用できる形式です。

    UI設計を自前で行わなくても、
    “LINEらしい” インターフェースで分かりやすく選択肢を出せる のが特徴です。

    [テンプレートの種類]

    1. 確認型(Confirm Template):「はい・いいえ」の2択確認メッセージ
    2. ボタン型(Button Template):画像、タイトル、本文、1〜2個のボタン
    3. カルーセル型(Carousel Template):複数のボタン型カードを左右スワイプ
    4. 画像カルーセル型(Image Carousel Template):複数画像を左右スワイプ、各画像にボタン設置可能

    カルーセルテンプレートメッセージ

    引用元:メッセージタイプ|LINE Developers

    活用シーン
    • シンプルな「はい/いいえ」の確認

    • 複数商品の横スライド表示(カルーセル)

    • 予約日やコースの選択

     

    3-9. Flex Message(フレックスメッセージ)

    Messaging APIの中でも最も自由度の高いメッセージ形式です。

    Flex Messageのサンプル

    HTML+CSSのようなイメージでレイアウトを細かく定義できるため、

    • EC商品カードのようなデザイン

    • レシート風の購入履歴表示

    • 会員証やポイントカード風デザイン

    など、ブランディングを意識した高度な表現が可能です。

    活用シーン
    • ECサイトの商品詳細カード
    • 予約確認・チケット表示
    • 会員証・ポイントカード
    • リッチなデザインが必要な全ての場面

     

    3-10. クイックリプライ

    トーク画面の下部に、ボタン形式の選択肢を並べられるメッセージです。

    ユーザー側はタップするだけで回答できるため、
    入力の手間を減らしつつ、必要な情報をスムーズに集める ことができます。

    クイックリプライのサンプル

     

    活用シーン
    • 「はい/いいえ」に加え、いくつかの選択肢を提示

    • 「予約変更」「キャンセル」「問い合わせ」などアクションの分岐

    • 性別・年代・興味カテゴリーの簡易ヒアリング


    4. Messaging APIの導入ステップ

    上記で説明したLINE Messaging APIは、LINEアカウントを持っている人なら誰でもすぐに利用することができます。Messaging APIには専用のコンソールが用意されているので、まずはそこから準備をしていきましょう。

    LINE公式アカウントを用意
    すでに運用中のアカウントを利用することも、新規作成することも可能です。

    1. LINE Developersコンソールにアクセス
    LINEアカウントでログインし、プロバイダー(サービスのグループ)を作成します。Untitled (17)

    2. Messaging APIチャネルを作成
    対象となる公式アカウントと紐付け、チャネルシークレットやアクセストークンを取得します。
    Untitled (20)
    3. Webhook URLを設定
    自社のサーバーや、利用するMAツール側で用意されたWebhook URLを入力し、連携を有効化します。

    4. テストメッセージで動作確認
    応答メッセージやプッシュメッセージの送受信をテストして、
    正しくイベントが届いているか、想定通りにレスポンスが返っているかを確認します。

    引用元:https://developers.line.biz/ja/

    5. 導入時の注意点:コスト・開発工数・運用体制

    5-1. メッセージ配信コスト

    Messaging APIを使う場合でも、
    LINE公式アカウント側の料金プランに基づいてメッセージ配信数がカウントされる 点は変わりません。

    • 応答メッセージ(ユーザーからのメッセージに対する即時返信)

    • プッシュメッセージ(任意タイミングでの送信)

    それぞれの配信数と料金の関係は、最新のLINE公式ドキュメントを確認するようにしましょう。詳しくはこちら>【2025年最新】LINE公式アカウント費用|最新料金プランからコスト削減のコツまで徹底解説

    5-2. 自社開発か、パートナー・ツールを使うか

    Messaging APIを「素のまま」使おうとすると、サーバー構築やAPIの実装、運用保守まで社内エンジニアが担う必要があります。

    • 小規模なPoC(お試し)

    • 社内で十分な開発リソースがある

    といったケースでは問題ありませんが、マーケティング部門主導で継続的に運用していくには、「ノーコード/ローコードで扱えるレイヤー」 がある方が現実的です。

    LINE API の連携開発には多くの人員・時間・リソースが必要となるため、LINE公式が推薦するAPIパートナー企業への相談をお勧めします。:

    • 豊富なAPI連携経験により、迅速な設定完了と高い統合効率を実現
    • 潜在的な問題やエラーを回避し、開発コストを削減
    • データ収集・分析、マーケティング、カスタマーサービス、販売などの外部機能を包括的にサポート

    6. MAツールと組み合わせて、運用を「マーケター主導」にする

    LINEヤフーのテクノロジーパートナーであるCrescendo LabのLINE MAツール「MAAC」は、 Messaging APIの柔軟さを活かしつつ、マーケターが自分の手で運用を回せるように設計されています。

    1

    MAACの主な機能

    ① 豊富なメッセージテンプレート

    ドラッグ&ドロップで組み立てられるビジュアルエディタUIにより、コードを書かずに以下のメッセージを作成できます:

    • テキスト
    • 画像
    • 画像メッセージ(インタラクションエリア設定可能)
    • カード
    • カルーセルカード
    • カルーセル大画像
    • カルーセル画像メッセージ
    • 動画
    • クーポン・特典

    特に「イメージマップメッセージ」と「Flex Message」を活用することで、複数枚のカルーセル画像メッセージや、細かくインタラクティブなカード型メッセージも簡単に作成できます。

    店舗やブランドは、テキストだけの一斉配信から一歩進んで、より多様で"楽しい"コミュニケーション をユーザーと実現できるようになります。MAACならではのLINEゲーム機能(ガチャポン・ルーレットなど)に関する記事はこちら:LINEリピーターを増やす!ゲーム機能で「飽きさせない体験設計」

    ② 高度なリッチメニューのパーソナライズ

    スクリーンショット 2024-12-06 16.19.24
    MAACのリッチメニューは次のような機能に対応しています:

    • メニューブロック数のカスタマイズ
    • ページ切り替え(タブ切り替え型リッチメニュー)
    • 会員連携済みユーザーと、未連携ユーザーで異なるメニューを表示
    • 保有タグや行動履歴に応じたメニュー出し分け

    ③ マーケター主導の運用を実現

    こうした機能を組み合わせることで、

    • 分割配信・セグメント配信をGUIで設定(タグ・購買履歴・来店日などで細かな条件を指定)
    • リッチメニューやイメージマップをドラッグ&ドロップで作成
    • シナリオ配信(ステップ配信)をフローチャート感覚で設計
    • よく使うAPI連携パターンをテンプレート化して、開発工数を削減

    といった運用が実現します。


    理想的な運用体制

    結果として、 「開発者がMessaging APIの土台を整え、マーケターが日々の施策を自分で回す」 体制を作りやすくなり、 Messaging APIが「一部の人だけが触れる特殊な仕組み」ではなく、 チーム全体で使いこなせるマーケティング基盤へと育っていきます。

     

    7. まとめ:Messaging APIは「人力運用」と「高度な自動化」をつなぐ架け橋

    最後に、ポイントを整理します。

    • LINE Messaging API は、LINE公式アカウントとユーザーとのやり取りを、システム側から柔軟にコントロールできるAPI

    • マーケターには、

      • チャットボットによる自動応答

      • セグメント配信・ステップ配信

      • 1to1とグループの両方に対応した対話設計

      • 顧客データ連携によるパーソナライズ
        といったメリットをもたらします。

    • 開発者には、

      • Webhookを通じたイベント受信

      • 自社システムと連携したロジック実装

      • 配信ログやデータの一元管理
        など、柔軟な拡張の土台を提供します。

    • 10種類のメッセージフォーマット(テキスト、スタンプ、画像、動画、音声、位置情報、イメージマップ、テンプレート、Flex Message、クイックリプライ)を組み合わせることで、ユーザー体験を大きく向上させることができます。

    • 一方で、APIをゼロから実装・運用し続けるには開発リソースが必要なため、
      MAツールやパートナーを活用して「マーケター主導で運用できる環境」を整えること が成功のカギです。

    「Messaging APIをもっと活用したい」「セグメント配信やシナリオを自社でも回せるようにしたい」  
    そんな企業様には、LINEヤフーのテクノロジーパートナーである Crescendo Lab がサポートいたします。

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