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Liny(リニー)とは?料金・機能・評判と他ツールとの違いを解説【2026年版】

Nari Fujiie

目次

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✅ 30秒でわかる要点まとめ

  • Liny(リニー)とは、ソーシャルデータバンク株式会社が提供する、LINE公式アカウントの機能を拡張するCRMプラットフォーム
  • 2026年4月にグループ3社が統合され、Linyは「中堅〜大企業向け」、Lステップは「個人・中小企業向け」と明確に役割が分かれました
  • 強みは顧客管理・分析機能の細かさSalesforceなど外部システムとの連携、そして専任担当者による伴走支援
  • 料金は公式サイトで金額が公開されておらず、個別見積りです。契約は原則として年単位
  • 導入実績はLiny単体で2,100社以上、SDBグループ累計で49,400社以上(2026年4月現在・過去導入含む)
  • 少人数でスモールスタートしたい場合は、同じグループのLステップのほうが料金が明確です

一言でいえば、Linyは「複数部署で運用し、既存システムと連携させ、伴走支援を受けたい企業」向けのツールです。逆に「まず月数千円で試したい」という段階では、選択肢が変わります。


本記事について

本記事は、LINEマーケティングツール「MAAC」を提供するCrescendo Lab(クレッシェンド・ラボ)が執筆しています。競合製品を扱うため、Linyに関する記述は公式サイト・公式FAQなどの公開情報のみを根拠とし、記事末尾に出典を明記しました。記事後半ではMAACとの違いにも触れます。

LINEマーケティングツールを機能・活用法・外部連携・料金などの観点から比較したい方は、LINEマーケティングツール・LINE CRM 徹底比較もあわせてご覧ください。主要ツール5社をより詳しく比較したい方は、LINEマーケティングツール比較5選で、各ツールの特徴や選び方を詳しく解説しています。


Liny(リニー)とは?

Linyは、ソーシャルデータバンク株式会社が提供する、LINE公式アカウントの機能を拡張するためのプラットフォームです。

LINEマーケティングの導入メリット

引用:Liny公式サイト

LINE公式アカウントでも、メッセージ配信やチャット、リッチメニューといった基本的なコミュニケーションは行えます。一方、企業で本格的に運用しようとすると、次のようなニーズが出てきます。

  • 顧客の属性やステータスに応じて配信を出し分けたい
  • LINE上の顧客情報を整理して運用に活用したい
  • LINE経由のユーザー行動を分析したい
  • CRMや基幹システムと連携したい
  • 複数部署・複数担当者でLINEを運用したい

Linyは、こうした運用を支援するために、顧客管理・配信・分析・業務効率化・外部システム連携の機能を提供しています。

2026年のブランド統合で位置づけが明確になりました

2026年4月、ソーシャルデータバンクグループのブランド統合により、3つのプロダクトの役割が分けられました(ブランド統合のお知らせ)。

製品

主な対象

特徴

Liny

中堅〜大企業

複数部署での運用、個別開発、専任サポート、スタッフ数上限なし

Lステップ

個人・中小企業

セルフ運用中心。カスタマイズは対応不可

LinyHR

採用領域

LINEを活用した採用管理

Linyは、複数部署・複数担当者での運用や、個別開発・専任サポートを必要とする中堅〜大企業向けのプラットフォームとして位置づけられています。「規模が大きいから」ではなく、運用体制の複雑さと個別要件の多さが選定理由になる、という整理です。

そのため現在は、「LinyとLステップのどちらが優れているか」ではなく、企業規模や運用体制に応じて選ぶ製品が異なると考えたほうが適切です。統合前の情報をもとにこの2つを競合として比較している記事もあるため、情報の時点には注意してください。

導入実績は「グループ累計」と「Liny単体」で分かれています

公式サイトでは、2つの数値が区別して掲載されています(Liny公式サイト)。

区分

実績

Liny単体

2,100社以上

SDBグループ累計

49,400社以上(2026年4月現在・過去導入を含む)

比較記事などで「導入49,400社」とだけ書かれている場合、それはLiny単体ではなくグループ累計です。混同すると規模感を誤ります。

なお、ソーシャルデータバンクはLINEヤフー認定の Technology Partner(2026年コミュニケーション部門・最上位「Premier」)および Govtech Partner に認定されています。自治体・官公庁での導入実績があるのは、この背景と関係します。


Linyは何ができる?主な機能5つ

Linyの機能は、大きく5つに整理できます。以下では「できること」と「それによって何が変わるか」を分けて記載します。

1. 顧客属性や行動情報を整理・管理する

LINEの友だちにタグを設定し、属性やステータスごとに分類できます。「会員/非会員」「利用店舗」「年代」「購入商品」「担当スタッフ」といった分類を自由に作成でき、公式説明ではタグの数に制限はないとされています。

メニューのタップやアンケート回答をきっかけに、自動でタグを付与する設定も可能です。

このほか、対応が必要な友だちを可視化する対応マーク予約機能回答フォームスタッフごとの権限設定があります。

これにより、全員に同じ内容を送るのではなく、属性やステータスに応じたコミュニケーションを設計できるようになります。

2. 顧客に合わせてメッセージを配信する

顧客情報をもとに、セグメント配信やシナリオ配信を行えます。そのほか自動応答、リマインダ配信、チャット、クーポン、アンケート、LINE VOOMにも対応しています。

これにより、配信対象を絞り込んだうえで、検討段階に合わせた内容を届けられます。ただし反応率は商材・訴求内容・配信タイミングによって変わるため、配信機能があること自体が成果を保証するわけではありません。

3. LINE経由のユーザー行動を分析する

Linyの分析機能は8つあります(分析・改善機能)。

機能

できること

流入経路分析

友だちの追加場所ごとに、配信内容を変えたりタグを付けたりできる

ファネル分析

特定の行動をした友だちの人数と推移率を計測し、改善すべきプロセスを特定する

URLクリック測定

メッセージ内のURLをクリックした人数を測定する

クロス分析

友だち数、ブロック数、タグ、友だち情報を組み合わせて集計する。A/Bテストにも活用

スコアリング

来店回数、サイトアクセス数、動画視聴時間から興味度を数値化する

コンバージョン管理

外部サイト上での行動(購入完了・予約完了など)を記録・管理する

広告連携

友だち追加やLINE上の行動を、Google広告やMeta広告のコンバージョンとして自動連携する

CSVレポート排出

獲得したデータをCSV形式で出力する

 

これにより、「友だちが何人増えたか」だけでなく、流入からその後の行動までを確認しながら改善を検討できます。なお実際にどこまで追えるかは、計測設定と外部サイト側の実装に依存します。

CSVレポート排出があることは、選定時に見落とされがちですが重要です。 将来ツールを変える可能性を考えると、蓄積したデータを持ち出せるかどうかは確認しておく価値があります。

4. LINE上の業務を効率化する

予約機能、回答フォーム、リッチメニュー、ショップカード、抽選機能、スタッフ管理、オペレーター画面などが提供されています。

特に複数の担当者や部署がLINEを利用する企業では、権限管理と対応状況の可視化が運用の前提になります。

5. CRMや外部システムと連携する

Salesforce連携、API連携、Webhook転送、広告連携、外部システム連携に対応しています。

これにより、LINEだけで顧客情報を完結させるのではなく、既存のCRMや基幹システムを使い続けたまま運用する設計が可能になります。ただし、標準連携で足りるのか個別開発が必要なのかは要件によって変わるため、商談時の確認事項です。


Linyの料金はいくら?

Linyの具体的な料金は、公式サイトでは公開されておらず、個別見積りです(Linyの料金)。

公式に案内されている費用は次の4つです。

費用

内容

アカウント発行手数料

LINE公式アカウントとLinyを接続するための初期費用。初回導入時のみ

月額利用料

運用規模などに応じて決定

カスタマイズ費用

設計・伴走支援・運用代行など、要望に応じて

LINE公式アカウント利用料

Linyとは別途必要(LINEヤフーへの支払い)

4つ目を見落とすと予算がずれます。

「月払いができる」と「月単位で契約できる」は別の話です

ここは混同しやすいため、分けて確認してください(よくあるご質問)。

項目

公式の記載

支払い方法

銀行振込(請求書払い)。年一括払いまたは月払いが可能

契約期間

原則として年単位。契約期間満了時に更新または解約

解約

契約期間満了時に可能

 

支払いを月払いにできることと、月単位で解約できることは別です。Linyは月払いに対応していますが、契約期間は原則1年間です。

そのため検討時は、月額だけでなく初期費用・カスタマイズ費用・LINE公式アカウント料金を含めた年間コストで比較してください。

なお、配信通数・アカウント数・運用体制を踏まえた個別見積りに対応しており、本格導入前のデモや検証利用社内稟議用の資料提供も可能と明記されています。

ネット上には具体的な料金を掲載した比較記事もありますが、公式が現在公開していない以上、最新の条件を反映しているとは限りません。稟議に使う金額は必ず見積りで確認してください。


Linyはどんな企業に向いている?

検討ポイント

Linyとの相性がよいケース

企業規模

中堅〜大企業、自治体・官公庁

運用体制

複数部署・複数担当者

データ

顧客ごとの属性・ステータスを管理したい

分析

流入経路やファネルまで分析したい

システム

CRM・基幹システムと連携したい

サポート

専任担当者の支援を受けたい

契約

年間予算で運用できる

反対に、「担当者1人でまず小さく始めたい」「月単位で契約したい」「LINE公式アカウントの基本機能を少し拡張できればよい」という場合は、同じグループのLステップを含む他の選択肢も比較するとよいでしょう。


Liny・Lステップ・LINE公式アカウント・MAACは何が違う?

機能数の多寡ではなく、設計思想の違いで整理します。

比較項目

LINE公式アカウント

Lステップ

Liny

MAAC

主な役割

LINEの基本運用

小規模・セルフ運用の拡張

大規模運用・顧客管理・個別連携

顧客データを活用したマーケティング施策

向いている企業

幅広い企業・店舗

個人・小規模事業者

複数部署・大規模組織

LINEを起点に販促・CRM施策を継続改善したい企業

顧客情報の扱い

基本的

タグ等で管理

詳細な顧客管理・運用管理

属性・行動データを施策に活用

セグメント配信

基本機能

対応

対応

対応

外部システム連携

API等

制限あり

Salesforce・個別開発など

外部サービス・データ連携

複数人・複数部署運用

制限あり

小規模向け

対応(スタッフ数上限なし)

契約・構成により確認

サポート

LINEヤフーの公式サポート

プランにより異なる

専任担当・伴走支援

導入・運用支援

料金

公開

公開

個別見積り

個別見積り

契約

月単位

月契約

原則年単位

個別

 

表の読み方について Liny・Lステップ・LINE公式アカウントの記載は各社の公開情報に基づきます。MAACの行は設計思想レベルの記述です。日本市場での提供機能・契約プラン・導入支援範囲は、商談時にご確認ください。

重要なのは、機能数だけで比較しないことです。小規模運用なら導入しやすさと料金のわかりやすさが効きます。複数部署で運用し、CRMや基幹システムまで含めて設計するなら、外部連携・権限管理・導入支援が効きます。


LinyとMAAC、どちらを選ぶべきか

LinyとMAACは、どちらもLINE公式アカウントを拡張するツールですが、重視する領域が異なります。

複数部署での運用、オペレーション設計、個別開発、CRM・基幹システムとの連携を重視する場合は、Linyが比較対象になりやすいでしょう。

一方、LINE上で得られた顧客属性・行動データを活用し、セグメント配信・リターゲティング・Web施策・キャンペーンを継続的に改善したい場合は、MAACが選択肢になります。

どちらが優れているかではありません。 Linyにもマーケティング機能と分析機能があり、MAACにも顧客データの管理と外部連携があります。LINEを「業務・顧客管理の基盤」として使うのか、「マーケティング施策の実行・改善基盤」として使うのかを整理して比較することが重要です。

MAACが重視していること

Crescendo Labが提供するMAACは、LINE公式アカウントを単なる配信チャネルとして使うのではなく、顧客の属性や行動データを蓄積し、その後のマーケティング施策に活用するためのプラットフォームです。

引用:クレッシェンドラボ

想定している流れは次のとおりです。

データを取得する → 顧客を理解する → 施策を出し分ける → 反応を測定する → 改善する

具体的には、友だち追加の経路、メッセージへの反応、Web上の行動などをもとに対象者を分類し、セグメント配信やリターゲティング、リッチメニューの出し分けなどを設計できます。施策を実行して終わりではなく、反応を確認しながら次の配信や導線を改善していくことを重視した設計です。

LINEマーケティングでは、配信数や友だち数だけでなく、顧客がどの経路から流入し、どの情報に反応し、どの施策を通じて次の行動に進んだのかを把握することが成果につながります。LINEで得たデータを一度きりの配信で終わらせず、顧客理解・配信の最適化・Web施策・再来訪促進へと継続的に活かす視点です。

 

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MAACが向いている企業

  • 友だち数は増えたが、その後の施策設計ができていない
  • 配信結果を次の施策に活かせていない
  • 広告やWebサイトからの流入と、LINE上の行動を別々に見ている
  • セグメントを作っても、効果検証まで回せていない

詳しくは以下、製品資料をダウンロードいただくと概要が把握できます。是非ご覧ください。


LINEマーケティングツールはどう比較する?5つのポイント

Linyに限らず、選定時に確認しておくと判断しやすくなる観点です。

1. 自社の目的に必要な機能があるか

「LINE配信を効率化したい」のか、「顧客データを蓄積したい」のか、「CRMやECと連携したい」のかで必要なツールは変わります。まず導入目的を明確にしてください。

2. 顧客データをどのように管理できるか

タグだけで管理するのか、外部データと統合できるのかを確認します。将来のツール変更も考え、CSVなどでデータを出力できるかも見ておくと安心です。

3. 既存システムと連携できるか

「連携可能」と書かれていても中身は製品ごとに違います。標準連携なのか、API開発が必要なのかまで確認してください。

4. 自社で運用できるか

機能が多くても、運用できなければ成果になりません。初期設定を誰が行うのか、サポート範囲はどこまでか、自社側で必要なリソースはどれくらいかを確認します。

5. 総コストと契約条件

初期費用、オプション費用、カスタマイズ費用、LINE公式アカウント料金、契約期間まで含めて比較します。B2Bツールでは、月額の安さより「必要な機能・運用支援を含めた総コスト」で比べるほうが実態に近くなります。

LINE拡張ツールというカテゴリ全体の考え方はLINE拡張ツールとは?、複数ツールの横並び比較はLINEマーケティングツール比較5選、CRMとしての設計思想はLINE CRMとは?で扱っています。


導入前に確認したいチェックリスト

デモや商談の場で聞くと、比較が早くなる質問です。Linyに限らず使えます。

料金・契約

  • 自社の友だち数・配信数で、年間費用はいくらになるか
  • 契約期間と、途中解約した場合の扱い
  • 友だち数や配信数が増えたとき、料金はどう変わるか
  • カスタマイズ費用は初期のみか、継続的に発生するか

機能・連携

  • CRM・EC・基幹システムと、どの方式で連携できるか(標準連携か個別開発か)
  • タグや属性を後から設計変更できるか
  • 複数部署で利用する場合の権限設定は可能か
  • 顧客データをどの形式で出力できるか

運用・サポート

  • 初期構築は誰が行い、自社側の工数はどの程度必要か
  • サポートの窓口・対応時間・対応範囲
  • 担当者が変わった場合の引き継ぎ体制

まとめ

Linyは、LINE公式アカウントを拡張し、顧客管理・配信・分析・業務効率化・外部システム連携まで幅広く行えるプラットフォームです。2026年のブランド統合後は、複数部署での運用や個別開発、専任サポートを必要とする中堅〜大企業向けという位置づけが明確になりました。

Salesforceなどの既存システムとLINEを連携したい企業、複数部署で運用したい企業、専任担当者の支援を受けながら本格的にLINE活用を進めたい企業にとって、有力な選択肢のひとつです。

一方で、LINE活用ツールは機能数だけで選ぶものではありません。企業規模、LINE活用の目的、既存システム、運用体制、予算を整理したうえで比較してください。

Crescendo Labでは、LINEを起点に顧客データを蓄積し、セグメント配信やシナリオ施策、Web・広告との連携まで一貫して設計できるMAACを提供しています。

「友だち数を増やした後の施策が設計できていない」「配信結果を次の施策に活かせていない」という課題がある場合は、現在のLINE運用を診断することから始めてみてください。お問い合わせから個別にご相談いただけます。


よくある質問

Linyとは何ですか?

Linyは、ソーシャルデータバンク株式会社が提供するLINE公式アカウントの機能拡張プラットフォームです。顧客管理、セグメント配信、分析、予約、外部システム連携などに対応しています。2026年4月のブランド統合以降、複数部署での運用や個別開発を必要とする中堅〜大企業向けとして位置づけられています。

Linyの料金はいくらですか?

具体的な金額は公式サイトでは公開されておらず、個別見積りです。アカウント発行手数料、月額利用料、必要に応じたカスタマイズ費用に加え、LINE公式アカウント自体の料金が別途必要です。

Linyは月単位で契約できますか?

支払い方法は年一括払いまたは月払いに対応していますが、契約期間は原則として年単位です。月払いができることと、月単位で解約できることは別なので、分けて確認してください。

LinyとLステップの違いは?

2026年のブランド統合後、どちらもソーシャルデータバンクグループの製品です。Linyは中堅〜大企業向けで、複数部署での運用、個別開発、専任サポートに対応します。Lステップは個人・中小企業向けで、セルフ運用を前提とし、カスタマイズには対応していません。

Linyの導入実績は何社ですか?

公式サイトでは、Liny単体で2,100社以上、SDBグループ累計で49,400社以上(2026年4月現在・過去導入を含む)と、区別して掲載されています。比較記事で「49,400社」とだけ書かれている場合はグループ累計を指すため、混同しないよう注意してください。

Linyは導入前に試せますか?

公式FAQでは、本格導入前のデモや検証利用に対応していると案内されています。社内稟議用の資料提供にも対応しているため、実際の運用方法を想定したデモを依頼すると判断しやすいでしょう。

 

 

出典

※本記事の内容は2026年9月時点の公開情報に基づきます。料金・機能・提供条件は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。