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LINE公式アカウントは、今や企業が顧客と効率的にコミュニケーションを取るために必要不可欠なツールと言っても過言ではありません。しかし、料金体系が複雑なため「どのプランが自社に合うのか」「追加費用はどのくらいかかるのか」といった部分で悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2025年最新の料金体系をもとに、最適プランの選び方やコスト削減の方法まで丁寧に解説します。
LINE公式アカウントの料金プランは?(2025年最新)
2025年現在、LINE公式アカウントには3つの基本プランがあります。(2023年6月改定後料金)
上記に加え、スタンダードプランではメッセージ数に応じた「従量課金制度」が取り入れられています。なお、アカウント開設の際の初期費用は無料です。
コミュニケーションプラン
コミュニケーションプランは、月に200通まで配信が可能です。200通以上の配信はできず、配信数を使い切った後は翌月まで待つ必要があります。
このプランは月額固定費が無料のため、初期コスト0円で使用することができます。特に、個人事業主や小規模店舗におすすめのプランです。
ライトプラン(有料)
ライトプランでは、月に5,000通まで無料で配信することができます。ライトプラン同様、追加メッセージは不可のため、5,000通を使い切った後の配信数の追加はできません。
ライトプランは、月間配信数が比較的多い中小企業におすすめです。
スタンダードプラン(有料)
スタンダードプランは、月に30,000通までメッセージ配信が可能です。また、スタンダードプランのみ「追加メッセージ」に対応しており、別途料金を支払うことで30,000通以上の配信をすることができます。
一通あたりの超過メッセージの費用は最大3円で、メッセージをたくさん送るほど一通あたりの値段が安くなります。
追加メッセージの配信単価は以下の通りです。
追加メッセージ配信数 | 単価(税別) |
---|---|
~50,000 | ¥3.00 |
50,001~100,000 | ¥2.80 |
100,001~200,000 | ¥2.60 |
200,001~300,000 | ¥2.40 |
300,001~400,000 | ¥2.20 |
400,001~500,000 | ¥2.00 |
500,001~600,000 | ¥1.90 |
600,001~700,000 | ¥1.80 |
700,001~800,000 | ¥1.70 |
800,001~900,000 | ¥1.60 |
900,001~1000,000 | ¥1.50 |
例えば、月50,000通配信した場合、無料配信数30,000通を超える20,000通に対して3.00円/通、つまり60,000円の追加費用がかかります。
課金対象となるメッセージ
LINE公式アカウントにはさまざまなメッセージ機能がありますが、すべての機能が課金対象というわけではなく、配信数にカウントされないメッセージもあります。
例えば、友達追加時のあいさつメッセージや、条件付き自動応答メッセージなどは課金対象外のメッセージです。
これらを把握しておくことで、賢く配信コストを抑えることができます。
課金対象
- メッセージ配信(絞り込み・ステップ配信含む)
- Messaging API
非課金対象
- 友だち追加時のあいさつメッセージ
- LINEチャット(旧1:1トーク)
- 応答メッセージ(自動応答含む)
1メッセージの計算方法
また、1メッセージ=1吹き出しではなく、「3吹き出しまで」が1メッセージとして計算されます。例えば、「1吹き出し+1スタンプ+1バナー」は1メッセージとしてカウントされます。
1つの吹き出しには最大500字まで含められますが、「3吹き出しまで」1メッセージに含められるため、読みやすさを意識して数吹き出しに分けることをおすすめします。
LINE公式アカウントの追加機能・有料オプション
LINE公式アカウントは、デフォルトで含まれる基本機能だけでも十分に運用をすることが可能ですが、追加機能を加えることでさらに効果の高い配信をすることができます。
追加機能には以下のようなものが含まれます。
- プレミアムID:月額100円(税別)または年額1,200円(税別)、カスタムURL取得可
- チャットProオプション:月額3,000円(税別)、応答メッセージや管理機能が強化
- 広告連携機能やAPI連携も可能(必要に応じて導入)
自社にあった料金プランの選び方(簡易シミュレーション)
LINE公式アカウントは、どのプランを選んでもすべての基本機能が使用可能です。そのため、プランごとの違いは「メッセージ配信数」のみです。
自社にあった料金プランを選ぶ際は、「月々のメッセージ通数」で判断するのがおすすめです。
月々のメッセージ通数は「友だち数」×「月に送るメッセージの回数」で概算が可能です。
例えば、友達が1000人いて、月に4回メッセージを送る場合、
1000人× 4回 = 4,000通/月
となります。
簡易シミュレーション例(月4回配信の場合)
また、LINE公式アカウントの月額費用は「友だち数 × 配信頻度」で簡単に計算することができます。配信頻度は週に1回程度が適切とされているため、今回は週1回 × 4 = 月4回配信することを前提にシミュレーションを行います。
友だち数 | 月間メッセージ通数(最大) | おすすめプラン | 月額費用 |
---|---|---|---|
0〜50人 | 200通 | コミュニケーションプラン | 無料 |
51〜1250人 | 5000通 | ライトプラン | 5,000円(税別) |
1250〜7500 | 30000通 | スタンダードプラン | 15,000円(税別) |
7501〜人 | 30000~通 | スタンダードプラン+追加メッセージ | 15,000円(税別)+追加料金 |
LINE公式アカウントのプランを選ぶ際は、現状の友だち数と配信頻度を踏まえながら、自社にあった適切なプランを選びましょう。
また、業種別のおすすめプランは以下の通りです。
- 飲食:コミュニケーションプランでも十分
- EC:ライト〜スタンダードで販促連携
- 美容サロン:セグメント配信で費用対効果を最大化
LINE公式アカウントのコストを抑える方法
LINE公式アカウントの費用を抑える方法をご紹介します。
絞り込み配信
絞り込み配信とは、性別、年齢、地域などの属性でターゲットを絞って行う配信です。配信内容にマッチしたユーザーを絞り込むことで、無駄な配信を減らし、コスト削減に繋がります。
あいさつメッセージの活用
あいさつメッセージとは、LINE公式アカウントを友だち登録した直後に配信されるメッセージです。
通常メッセージは3吹き出しまでが1メッセージとしてカウントされますが、あいさつメッセージは5吹き出しまで1メッセージとしてカウントされます。あいさつメッセージを活用してたくさんの情報を届けることで、費用を抑えることができます。
LINEチャット(旧1:1トーク)の活用
LINEチャットとは、友だち登録をしたユーザーと一対一のやり取りができる機能のことです。
LINEチャットでのやり取りはメッセージ通数としてカウントされないため、何度やり取りしても無料です。
その他にもさまざまな方法でコストを抑えることができます。
MAACで費用対効果の高い配信を実現!
LINE公式アカウントにはさまざまな機能があり、上手に運用することで費用を抑えた効率的な運用が可能です。一方で、複雑な部分も多いため、自社で取り入れるにはハードルが高く感じることもあるのではないでしょうか。
そんな方には、クレッシェンドラボが提供するLINE MAツール「MAAC」がおすすめです。MAACなら、1通あたりの費用を抑えつつ、効果的な配信が実現可能です。
MAACで可能になること
- セグメント作成:LINEやWebサイトから収集したデータをもとにセグメントを作成
- スマート送信:ユーザーごとに最適なタイミングで一斉配信
- DPM機能:購買履歴をもとに最適なターゲットへ配信
- 潜在購買者予測:AI活用で購買可能性の高いユーザーを抽出
- 商品レコメンド配信:GA4のデータをもとに一人ひとりの好みに合わせた配信が可能
さらにMAACを使えば、これらの機能をプログラミング不要で簡単に利用できます。直感的なUI設計により、操作に不慣れでも、簡単に各機能を設定できるのが特徴です。
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まとめ
LINE公式アカウントは、コミュニケーションプラン・ライトプラン・スタンダードプランの3種類に分かれており、配信数や運用目的に応じて最適なプランを選ぶことが基本です。しかし、追加メッセージ単価や非課金メッセージの活用、セグメント配信を組み合わせることで、費用対効果を大幅に改善できます。
さらに、MAACを活用すれば、ターゲティング・自動配信・PDCAの高速化を一元管理でき、コストを抑えつつ成果最大化が可能です。
今すぐMAACでLINE公式アカウントの運用を効率化して、費用対効果の高いコミュニケーションを実現しましょう。

Crescendo Lab JP
株式会社クレッシェンド・ラボ(漸強實驗室)