LINE公式アカウントのセグメント配信について、十分に理解できていないまま使用している方も多いのではないでしょうか?
セグメント配信とは、友だち登録してくれたユーザーを一定条件で分類し、ユーザーの属性に合ったメッセージを配信するマーケティング手法の一つです。
この記事では、LINE公式アカウントでのセグメント配信の方法や重要性、さらに配信効果を高める応用術についてご紹介します。
LINE公式アカウントのセグメント配信とは
LINE公式アカウントのセグメント配信とは、LINE上で友だち追加されたユーザーのニーズに合った情報を発信することです。
そもそも、セグメント配信とは、顧客を住所・年齢・購入履歴などの条件別に分類し、それぞれのニーズに合った情報を配信する機能のことを言います。
LINE公式アカウントの絞り込み配信とは
LINE公式アカウントを運用する際に、「セグメント配信」という機能を利用するのではなく、メッセージの配信先を絞り込むことで、セグメント配信を行うことができます。
LINE公式アカウントの管理画面では、「セグメント配信」ではなく「メッセージ配信→絞り込み」という表示になりますが、同じことを指しています。
LINE公式アカウントでセグメント配信を行うには、メッセージ配信機能の配信先に「絞り込み」というところで条件を設定します。
絞り込み配信の重要性
絞り込み配信を行うメリットについて2つご紹介します。
ユーザーからのブロック回避
LINE公式アカウントは、友だち追加が簡単にできる反面、ブロックもされやすいのがデメリットになります。
ユーザーにとって関係の無い情報や興味の無い情報が複数回届くと、通知を受け取ること自体が煩わしくなり、結果的にブロックされてしまう可能性が高くなります。
ユーザーからのブロックを回避するために、発信する情報を必要としているセグメントにのみ配信することで、関係の無い情報を配信することを防ぎます。
その結果、ユーザーに煩わしい思いをさせることなくブロック回避にも繋がります。
配信コストの削減
LINE公式アカウントは、それぞれのプランによって無料でメッセージを送信できる数に制限があります。
規定の通数を超えると、1通あたりの追加料金が発生するため、できるだけ無駄な配信コストを削減することが重要です。
絞り込み配信をすることで、その情報を求めていると思われるユーザーに配信することができるため、メッセージ通数を削減することも可能です。
さらに見る:LINE公式アカウント活用法!配信コストを抑えるコツ7+選【料金プラン付き】
属性で絞り込み配信をする
LINE公式アカウントには、「属性」が5つあります。
- 友だち期間
- 性別
- 年齢
- OS
- エリア
LINEユーザーは、自動的に属性ごとに分類され、この属性ごとにセグメント配信を行うことが可能です。
さらに、それぞれの属性を組み合わせることもできます。
属性で絞り込むことで、特定のセグメントのみにメッセージを配信することができます。
オーディエンスで絞り込み配信をする
オーディエンスとは、条件を指定して特定のユーザーを絞り込み、配信先を作成できる機能のことを言います。
オーディエンスは6つの方法で作成ができます。
LINE公式アカウントの絞り込み配信の3つ注意点
- ターゲットリーチ数が100人未満
属性を利用して絞り込み配信を行う際は、ターゲットリーチ数が100人以上必要になります。
例えば、友だちの数が500人いたとしても、各オーディエンスに該当する有効な友だちの人数が100人いなければ配信ができません。
- タイムラグがある
友だちの数のカウントにはタイムラグが発生します。
属性は、3日前の情報をもとに絞り込みが行われるため、友だちの数が増えてもすぐにターゲットリーチ数に反映されるわけではありません。
- 属性は推測である
属性は、LINEが独自に集めたデータのため、確実なものではなくあくまでも推測のデータということに注意しておきましょう。
【応用編】購買行動のデータを活用したセグメント配信は可能?
セグメント配信の応用シーンは多様であり、LINEが提供する機能で十分だと考える方も多いでしょう。
しかし、「属性」と「オーディエンス」だけでは絞り込みができないことがあるのも事実です。
例えば、ロイヤルティ向上のため、企業が実践したい「顧客購買行動による配信」について前者と後者の例で見てみましょう。
- 約3ヶ月以内友だち追加した25-39歳の女性顧客向けにあるイベントに誘う -> O
- 約3ヶ月以内 2万円以上の購買金額がある 友だち向けにあるイベントに誘う -> X
例に挙げた後者がなぜできないかというと、顧客の購買行動によるセグメント配信を実現するには、「顧客の購買行動に関するデータ」をLINE公式アカウントの管理画面に入力しなければなりません。
現状のLINEに搭載されている機能だけでは、購買行動のデータを入力するのは難しいと考えられます。
では、上記課題を解決するための方法について、次の項目で解説していきます。
購買行動による配信を実現するLINE配信ツール
購買行動のデータをもとにセグメント配信を行うには、LINE公式アカウントのデータベースを外部のデータベースと連携する必要があります。
外部のデータベースと連携するための具体的な方法として、GoogleアナリティクスやCDPなどが挙げられます。
そして、購買行動のデータをもとにセグメント配信を実現するツールこそが「MAAC」です。
「MAAC」の詳細については、以下のボタンからお願いいたします。

まとめ
いかがでしたか?
この記事では、LINE公式アカウントでのセグメント配信の方法や重要性、さらに配信効果を高める応用術についてご紹介しました。
LINEのセグメント配信に加え、MAACが提供する「購買行動データ」を活用することで、より高い効果が期待できます。
ぜひ、参考にしてみてください。
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