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LINE公式アカウントのセグメント配信 – 基本と活用例を徹底解説

LINE公式アカウント • 2022/08/24 18:40:08 • Written by: Ryan Yamsuan

LINE公式アカウントで利用できるセグメント配信とは、友だち登録してくれたユーザーを条件ごとに分類し、属性に合ったメッセージを配信するマーケティング手法の一つです。

この記事では、LINE公式アカウントでのセグメント配信の方法や重要性、さらに配信効果を高める応用術についてご紹介します。

1. LINE公式アカウントのセグメント配信とは

そもそも、セグメント配信とは、顧客を住所・年齢・購入履歴などの条件別に分類し、それぞれのニーズに合った情報を配信する機能のことを言います。

そして、LINE公式アカウントでもこのセグメント配信が可能です。友だち登録してくれたユーザーを条件ごとに分類し、属性に合ったメッセージを配信することで、ニーズに合った情報を発信することができます。この記事では、LINE公式アカウントでのセグメント配信の重要性や種類、さらに配信効果を高める応用術についてご紹介します。

絞り込み配信の重要性

絞り込み配信を行うメリットについて2つご紹介します。

①ユーザーからのブロック回避

LINE公式アカウントは、友だち追加が簡単にできる反面、ブロックもされやすいのがデメリットになります。

ユーザーにとって関係の無い情報や興味の無い情報が複数回届くと、通知を受け取ること自体が煩わしくなり、結果的にブロックされてしまう可能性が高くなります。

ユーザーからのブロックを回避するために、発信する情報を必要としているセグメントにのみ配信することで、関係の無い情報を配信することを防ぎます。

その結果、ユーザーに煩わしい思いをさせることなくブロック回避にも繋がります。

②配信コストの削減

LINE公式アカウントは、それぞれのプランによって無料でメッセージを送信できる数に制限があります。

規定の通数を超えると、1通あたりの追加料金が発生するため、できるだけ無駄な配信コストを削減することが重要です。

絞り込み配信をすることで、その情報を求めていると思われるユーザーに配信することができるため、メッセージ通数を削減することも可能です。

さらに見る:LINE公式アカウント活用法!配信コストを抑えるコツ7+選【料金プラン付き】

 

2. 絞り込み機能3つ

LINE公式アカウントの基本機能では、配信先を「属性(フィルター)」、「オーディエンス」、「過去の配信」で指定することができます。

①「属性」で絞り込み配信をする

LINE公式アカウントには、「属性」が5つあります。

  • 友だち期間
  • 性別
  • 年齢
  • OS
  • エリア

LINEユーザーは自動的に属性ごとに分類され、この属性ごとにセグメント配信を行うことが可能です。さらに、それぞれの属性を組み合わせて設定することもできます。属性で絞り込むことで、特定のセグメントのみにメッセージを配信することができます。

②「オーディエンス」で絞り込み配信をする

オーディエンスとは、条件を指定して特定のユーザーを絞り込み、配信先を作成できる機能のことを言います。

オーディエンスは6つの方法で作成ができます。

  • ユーザーIDアップロード
  • クリックリターゲティング
  • インプレッションリターゲティング
  • チャットタグオーディエンス
  • 追加経路オーディエンス
  • ウェブトラフィックオーディエンス
  • 予約オーディエンス

ユーザーIDを直接アップロードする方法や、過去の配信のリンククリックのデータ、チャット内で使用したタグなどさまざまな方法で多様なセグメント設定を行うことができるので、施策にマッチしたオーディエンスへ情報を届けることが可能です。

③「過去の配信」で絞り込み配信をする

過去に配信された「絞り込み」、「A/Bテスト」が設定されたメッセージを選択できます。配信完了から2週間経過すると選択ができなくなるため、注意が必要です。

 

3. LINE公式アカウント「セグメント(絞り込み)配信」注意点3つ

  • ターゲットリーチ数が100人未満

属性を利用して絞り込み配信を行う際は、ターゲットリーチ数が100人以上必要になります。

例えば、友だちの数が500人いたとしても、各オーディエンスに該当する有効な友だちの人数が100人いなければ配信ができません。

  • タイムラグがある

友だちの数のカウントにはタイムラグが発生します。

属性は、3日前の情報をもとに絞り込みが行われるため、友だちの数が増えてもすぐにターゲットリーチ数に反映されるわけではありません。

  • 属性は推測である

属性は、LINEが独自に集めたデータのため、確実なものではなくあくまでも推測のデータということに注意しておきましょう。

4.【応用編】購買データを活用したセグメント配信は可能?

セグメント配信の応用シーンは多様であり、LINEが提供する機能で十分だと考える方も多いでしょう。

しかし、「属性」と「オーディエンス」だけでは絞り込みができないことがあるのも事実です。

例えば、ロイヤルティ向上のため、企業が実践したい「顧客購買データを基にした配信」について前者と後者の例で見てみましょう。

  • 約3ヶ月以内友だち追加した25-39歳の女性顧客向けにあるイベントに誘う -> O
  • 約3ヶ月以内 2万円以上の購買金額がある 友だち向けにあるイベントに誘う -> X

顧客の購買データによるセグメント配信を実現するには、「顧客の購買データ」をLINE公式アカウントの管理画面に入力しなければならず、LINEに搭載されている機能だけでは難しいのが現状です。

では、上記の課題を解決するための方法について、次の項目で解説していきます。

購買データによる配信を実現するLINE配信ツール

購買行動のデータをもとにセグメント配信を行うには、LINE公式アカウントのデータベースをGoogleアナリティクスやCDPなどの外部システムと連携する必要があります。

クレッシェンド・ラボでは、簡単・スムーズにGoogleアナリティクス(GA4)やその他システムと連携ができるLINE公式アカウント専用マーケティングオートメーション「MAAC」を提供中。すぐに購買データをもとにセグメント配信を実現したい、という方は、今すぐ下記ボタンよりご相談・お問合せください。

Ryan Yamsuan